伝統木工のネイルアート
2024-03-26 12:03:04

飛騨春慶塗が息づくネイルアート、伝統と革新のコラボレーション

飛騨春慶塗が息づくネイルアート、伝統と革新のコラボレーション



岐阜県飛騨高山で行われる「飛騨春慶ネイルコレクション」は、地域伝統工芸である飛騨春慶塗を現代のネイルアートとして蘇らせる試みです。2024年4月13日、伝統的な土蔵を利用した会場で、特別なランウェイショーが開催されます。この展示は、地域の文化を守り、次世代へと繋ぐ重要なプロジェクトとして位置付けられています。

この取り組みの発端は、飛騨春慶塗が存続の危機に直面している中、ネイリストの佐藤直子さんと塗師の川原俊彦さんのタッグによって始まりました。2人はそれぞれの専門分野を活かしながら、飛騨春慶ネイルを通じてこの貴重な工芸品を広めることに合意。特に、使用する木材には岐阜県産の檜や栃、栗が選ばれており、漆は川原さんが手掛けています。このように、地元の素材を大切にしながら、新しい形での表現を追求しています。

昨年、佐藤さんがニューヨークのファッションウィークで飛騨春慶ネイルを披露した際には、世界のファッション関係者からその美しさに称賛の声が寄せられたことが、このプロジェクトに弾みをつけました。特に木製のネイルアートとして一躍注目を浴び、将来的な展望が広がりました。

このコレクションの成功のためには、地元企業や応援者からの支援が不可欠でした。2月22日から始まったクラウドファンディングでは、目標金額を超える支援が集まり、14社のスポンサーも参加。多くの地域の方々がこの活動に共感し、支援を寄せてくれたことがこの名誉あるイベントの実現へとつながったのです。

コレクションの概要


  • - 日時: 2024年4月13日(土) 17:00-17:45
  • - 場所: 飛騨高山まちの博物館

コレクションでは、10人のモデルが様々なコンセプトやデザインの飛騨春慶ネイルを披露します。また、春慶を用いた弦楽器の生演奏があり、ネイルを施したモデルたちによるダンスパフォーマンスも行われます。これら全てが飛騨の文化をテーマにした素晴らしいショーとなることでしょう。

積極的な情報発信


「飛騨春慶ネイル倶楽部」の運営元となる川原さんと佐藤さんは、今後もこの伝統工芸の魅力を多くの人々に伝え、さらなる発展を目指しています。401年目を迎える2024年から、彼らは「NEXT飛騨春慶」としてのビジョンを掲げており、物質的な価値だけでなく、心の豊かさも類似させるための取り組みを進めています。

このコレクションを通じて、飛騨高山の魅力を再発見する機会を提供し、地域の文化の維持と後継者育成への道筋をつけることが期待されています。興味のある方々は、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ情報

会社情報

会社名
飛騨春慶ネイル倶楽部
住所
岐阜県高山市下岡本町1575-1住工房 Atorie”内
電話番号
090-5111-9223

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