入間市図書館40周年
2025-12-15 18:22:02

入間市立図書館40周年記念├DXと市民の記憶を紡ぐ展覧会

入間市立図書館の40周年記念事業



埼玉県入間市に位置する入間市立図書館は、2025年での開館から40周年を迎える。これを記念して、2025年12月3日から「私と入間市立図書館」と題された展覧会を開催する。市民から集めた図書館との思い出やエピソードに焦点を当て、その歴史をパネル展示や作品を通じて感じられる体験となっている。展示されるのは、長年利用され続けた図書館にまつわる個々の記憶や感動的なエピソードであり、訪れる人々にとって共感を呼び起こす内容となっている。

40年という歳月は、図書館の施設が物理的な場所だけでなく、市民一人ひとりの思い出や生活の一部として存在してきたことを示している。利用者の「受験勉強に通いつめた青春」や「子供と絵本を初めて開いた日」などのエピソードは、ただの記録に留まらず、市民コミュニティにおける図書館の存在意義を再評価する機会でもある。

記念事業のハイライト



市民のエピソードを彩る展覧会


展覧会のメインイベントである「私と入間市立図書館」では、市民からのエピソードを展示する。期間は2025年12月3日から2026年2月1日までの約2か月間で、図書館を通じた思い出や体験を共感し合う空間が提供される。展示は、来館者に過去を振り返り、思い出を再確認する機会を与えるだろう。

図書館の歴史を振り返る写真展


一方、「図書館今昔物語」では、開館当初の昭和60年の様子を振り返ることができる。アナログなカード目録や寂しい閲覧室から、多様化した利用形態へと移り変わる瞬間を捉えた写真展は、時代の変化を感じさせる学びの場となる。開催は現在から2025年12月28日まで。近代化を受け入れた図書館が、地域の歴史や文化をどのように保存してきたのかを知る貴重な機会だ。

みんなで作るアート


2026年1月6日には、次世代を担う子どもたちとの「みんなで、モザイクアート」イベントが行われる。読書を通じて配布されるシールを集め、来館者全員で一つのアート作品を作り上げるという参加型のアートプロジェクトだ。子どもたちが目を輝かせる体験を通じて、図書館が「サードプレイス」としての役割を担うことを示す象徴的な試みとなっている。

デジタルトランスフォーメーションと今後の展望


入間市は、図書館の物理的な価値を高めるだけでなく、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している。国立国会図書館の「デジタル化資料送信サービス」の導入により、遠方の人々でも約150万点の資料を利用可能にする計画が進行中だ。これにより、学術研究や調査がより身近に行える環境を整えるもので、地域間の情報格差を埋める役割を果たす。

リモートでも楽しめる「いるまし電子図書館」


また、24時間利用可能な電子書籍サービスを拡充し、育児や介護で来館が困難な市民にも読書の機会を提供する。これにより、図書館は多様な生活スタイルに応え、必要とされる存在であり続けることを目指している。

図書館と入間市の未来


入間市は「Well-being City」実現に向かい、図書館を単なる貸出施設から、世代を超えた交流や学びの場として進化させ続けている。マスコットキャラクター「とんちゃん」は、地域の知的好奇心を支える役目を担い、市民の心を豊かにする文化的拠点としての役割を果たす。

入間市は、歴史ある狭山茶文化を尊重しながら、持続可能なまちづくりや多様な文化の共存を進めている。今後も市民との協力を通じて、心豊かな暮らしを提案していくことでしょう。


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会社情報

会社名
入間市役所
住所
埼玉県入間市豊岡1-16-1
電話番号
04-2964-1111

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