ポーラ美術館コレクション展が上海で開催
2025年1月22日(水)、上海博物館東館で「印象・派対 : ポーラ美術館コレクション印象派から現代アートへ」という大規模な展覧会が開幕します。この展覧会は、ポーラ美術館のコレクションから厳選された作品が一堂に集結し、印象派から現代アートに至るまでの流れを追いかける内容となっています。
展覧会の内容
展覧会では、モネやルノワールといった印象派の巨匠たちの名作からスタートします。続いて、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガンといったポスト印象派の作品、さらにはピカソ、ブラック、マティスといった20世紀の名匠たちの作品も展示されます。また、近年強化されているポーラ美術館の現代アートコレクションも紹介され、写真、映像、インスタレーションなど多種多様な現代アートの表現を体験できます。
これらの作品を通じて、自然への愛、光と色彩の表現、新たな美の探求というテーマが一貫して見て取れることでしょう。この展覧会は、ポーラ美術館が誇るコレクションの魅力を存分に体感できる貴重な機会です。
特別セクションの紹介
さらに特筆すべきは、20世紀初頭における中国と日本の画家たちの美術交流に焦点を当てた特別セクションが設けられることです。上海博物館のコレクションとポーラ美術館の作品が融合し、アジアにおける美術の交流の歴史を感じることができます。
展覧会の詳細
- - 会期:2025年1月22日(水)-4月21日(月)
- - 休館日:毎週火曜日
- - 会場:上海博物館東館第2・3展示室
- - 所在地:上海市浦東新区世紀大道1952号
- - 主催:上海博物館、公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館、日本経済新聞社
- - 協力:全日本空輸
上海博物館東館について
上海博物館は中国を代表する博物館の一つであり、特に中国の絵画や陶磁器コレクションが充実しています。この度の展覧会は、浦東新区に2024年2月に新たにオープンしたばかりの上海博物館東館で開催されます。この施設には20の展示室があり、青銅器や陶磁器、印章や玉器、貨幣などの常設展示も楽しむことができます。特に、インタラクティブな体験スペースは、訪れる人々が中国美術の深い理解を得る手助けとなるでしょう。
ポーラ美術館について
ポーラ美術館は2002年に神奈川県箱根町に開館し、「箱根の自然と美術の共生」をテーマに掲げています。印象派から20世紀にかけての西洋絵画を中心とした日本有数のコレクションを持ちつつ、現代美術の国際的な作家たちの作品も積極的に展示しています。訪れる来場者は、印象派の美しさと現代の表現がどのように発展してきたかを体感することができます。
詳細は公式Webサイトをご覧ください:
ポーラ美術館