令和6年能登半島地震:支援活動の現状
2024年1月1日、石川県能登地方を震源とする地震が発生し、甚大な被害を引き起こしました。この地震では、震度7が観測され、多くの人々が影響を受けました。その後、同年9月には記録的な豪雨が発生し、奥能登地域では河川の氾濫や土砂災害が続発し、さらなる被害がひろがりました。
こうした緊急事態において、中央共同募金会は「災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ・令和6年能登半島地震)」を設立し、寄付金を用いて被災者を支援するボランティアグループやNPO団体への助成を行っています。この事業は2024年1月2日から開始され、全国の善意の方々から寄付が集められました。
活動報告動画の公開
このたび、助成を受けた3団体が行った支援活動の報告を動画で公開しました。各団体は地域の住民に寄り添い、復旧や復興へ向けた活動に取り組んでいます。動画では、彼らの想いや地域の現状を知ることができます。
1. 一般社団法人日本カーシェアリング協会
この団体は、地震によって車を失った方々に無償で車を貸し出す事業を行っています。生活の基盤を支え、ボランティア活動も促進しています。事故や手続きなど、日常生活の障害を解消する役割を担っています。
2. CDSTおれんじぴーす
九州看護福祉大学の学生が立ち上げたこのボランティア団体は、石川県での復旧支援を行っています。被災家屋の片づけや、コミュニケーションの場としての「足湯」を提供することで、心のケアにも力を入れています。
3. 特定非営利活動法人夢かぼちゃ
この団体は、被災者が気軽に集まれる場を提供し、交流を深めるサロン活動を進めています。被災者同士のつながりを大切にし、地域の当事者による活動をサポートしています。
各団体の動画について
それぞれの団体が活動の成果や課題を30秒のショート動画でわかりやすくまとめており、本編動画も公開されています。興味のある方はぜひご覧ください。
ボラサポの意義
中央共同募金会は、災害ボランティアやNPO活動を支えるためにボラサポを設立しました。災害が発生した際には特定の事業が実施され、寄付は常時受け付けており、お寄せいただいた支援金は直接的な支援活動に使われています。
皆様のご寄付に感謝しつつ、ボラサポを通じた支援活動が続くことを願っています。今後も地元の復興のために様々な団体が手を携えていくことでしょう。