三菱ロジスネクストとeve autonomyが屋外無人搬送の新時代へ導く協業を開始

三菱ロジスネクストとeve autonomyの協業開始

三菱ロジスネクスト株式会社（京都府長岡京市）と株式会社eve autonomy（静岡県磐田市）が、屋外対応型無人搬送ソリューション「eve auto®」における販売協業を発表しました。この新たな取り組みにより、従来の屋内自動搬送技術に加え、屋外での自動搬送も取り扱うことができるようになり、全国の工場や物流倉庫における搬送の自動化を促進することが可能になります。この動きは、労働力不足や物流業界の効率化が求められる中で、特に重要な役割を果たすと期待されています。

背景と狙い

現在、物流業界では人手不足が深刻な課題となっており、特に「2024年問題」が迫るなかでその影響はますます顕著になっています。企業は生産性を保つために、自動搬送システムの導入を避けられない状況です。このようなニーズに応えるため、三菱ロジスネクストとeve autonomyは協業を開始しました。

具体的には、三菱ロジスネクストが持つ広範な販売ネットワークを活かし、屋外自動搬送ソリューション「eve auto®」を中核に、より多様な市場ニーズに応える製品を提供します。これにより、全国の工場や物流施設での人手不足の解消に寄与することが目指されています。

各社の展望

三菱ロジスネクストの見解

三菱ロジスネクストの代表取締役社長、間野裕一氏は、「自社の強みを最大限活かし、屋外への自動搬送技術を導入することで、顧客の問題解決に貢献したい」と述べています。これにより、屋内外両方の自動搬送に関するソリューションの幅を広げ、お客様が直面している課題に対する包括的な支援が可能となります。

eve autonomyの視点

一方、eve autonomyの代表取締役CEO、星野亮介氏は「三菱ロジスネクストとの協業により、我々の技術力と販売網が融合し、物流業界に革新をもたらす」と自信を見せています。さらに、彼は「今回の協業は、顧客のニーズにより深く応える機会と捉えており、持続可能な物流サービスの実現を目指します」と意気込みを語っています。