医療現場改革を支える生成AIサービス
現在、医療機関の業務は多忙を極め、その負担軽減が求められています。株式会社ソフトウェア・サービス(以下、当社)は、2025年9月にリリースした電子カルテ連動型の生成AIサービスが契約件数300件を達成したと発表しました。この新しいサービスは、医療現場における日常業務の効率化を目的としており、その背後には医療人材不足や診療報酬の改定に対するニーズがあるとされています。その需要を受け、サービスの導入が急速に進んでいるのです。
契約件数300件突破の背景
契約件数がここまで増加した理由として、まず一つは、業務負担の軽減が挙げられます。入院患者の退院サマリや看護記録、診療情報提供書などの文書を効率的に作成することができれば、医療スタッフは本来の診療や看護に時間を使えるようになります。また、外部サービスを利用する際のセキュリティに対する懸念に対しては、当社が提供している「Linqual Gateway」というセキュリティマネージド回線サービスが効果的に機能しています。このように、セキュリティと業務効率化という二つのニーズに応える形で多くの施設が導入を進めた結果、契約数が300件に達したのです。
生成AIサービスの機能
当社の生成AIサービスは、以下の特徴的な機能を備えています。
1.
データ抽出機能: 電子カルテに蓄積された診療データを迅速に抽出。
2.
文書作成機能: 医療記録(退院サマリや看護サマリ等)の作成をAIが支援。
3.
自動化機能: 患者の退院日をもとに文書を自動生成。
4.
電子カルテ連携: 生成された文書を簡便に電子カルテに登録。
これらの機能によって、医療従事者が日常的な文書業務にかかる時間を削減し、その結果、質の高い診療行為に専念できる環境を作り上げています。
安全な環境の構築
さらに、当社が提供する「Linqual Gateway」は、セキュリティ対策を徹底しており、医療機関のニーズに応じて柔軟な外部アクセス環境を実現しています。このような安心できる運用環境が、利用施設の増加に寄与しています。
今後の展望と新機能の追加
当社は2026年8月に新たに3つの機能を追加する予定で、これによりさらなる業務効率化を進めます。具体的には、診療報酬算定に必要な文書の自動生成する「症状詳記」機能、電子カルテを要約する「カルテAI要約機能」、各医療機関がプロンプトを共有できる「生成AIプロンプト共有サービス」が追加されます。
これにより、医療現場が直面する複雑な業務負担に対してもより柔軟に対応できる体制を整えることが可能となります。
社長の見解
代表取締役社長の大谷明広氏は、生成AIの導入が医療現場において実用段階に入ったことを強調し、今後も医療機関と共に進化していくことを明言しています。「医療に従事する皆様にとって嬉しいシステム・サービスを提供し続けることが私たちの使命です」とし、診療データの安全かつ効果的な利用環境を整備する意欲を示しています。
会社概要
この挑戦を続ける株式会社ソフトウェア・サービスは、1969年に設立され、医療情報システムの開発と導入を行っている企業です。大阪府に本社を置き、約1,900名の従業員を擁する同社は、今後も医療現場の支援を続けていくことでしょう。