2025年の忘年会参加意欲の調査
最近、株式会社くるめしが行った「会社の忘年会に関する調査2025」の結果が発表され、会社の忘年会への参加意欲が全体の77%に達したことが明らかになりました。この調査は、法人向けフードデリバリーサービス「くるめし弁当」と「シェフコレ」の会員に対して行われたものです。
参加を希望する理由には、職場の人とのコミュニケーションを深めたいという希望が多くみられ、「仕事以外での交流を通じて良好な関係を築くきっかけが欲しい」という意見が55.5%を占めました。しかし、これに対する参加の障害も浮き彫りになりました。特に、20代と30代の世代においては、夜遅くまでの参加や経済的負担、家庭の時間を優先したいといった理由が特に顕著であり、職場における新たなニーズがうかがえます。
忘年会参加のハードル
参加者が直面する主なハードルとしては、夜遅くまでの参加に対する負担感が29.6%で最多でした。次いで、19.1%が「会費などの経済的負担が気になる」と回答しています。この傾向は特に若い世代に顕著で、経済的な負担を気にする人が全体よりも多くみられました。また、プライベートや家庭の時間を優先したいという意見も重要な理由として挙げられています。
最も参加しやすい形式は、会費が会社負担であることとセットで、経済的な負担がなく、業務時間内での開催が望まれる傾向があります。特に、20代・30代の参加者からは、会費負担がないことを求める声が62.9%に達し、業務時間内での開催を求める声も多かったのです。
可処分時間と育児・介護の影響
調査によると、仕事がある日の自由に使える時間、つまり可処分時間が「3時間未満」という人が約7割に達しました。この中でも、子育てや介護を行っている人は、約8割が同様の回答をしており、彼らにとっては仕事の後のイベント参加がいかに困難であるかがうかがえます。
さらに、子育て・介護中の人の68.4%が、就業時間後のイベントには調整が必要とのことです。このことは、家族との時間を優先する傾向が強いことを示しています。
家族イベントとの日程重複
また、調査に参加した人の約55.1%が、会社の忘年会と家族の飲み会やイベントの日程が重なり、調整や欠席を余儀なくされた経験があると答えており、特に子育てや介護中の人においてはこの割合が高くなっています。
調査結果を受けての考察
若手や子育て世代のニーズが多様化している現代、企業は忘年会の開催形態を見直す必要があると言えます。77%の人が忘年会に参加したいと考えている一方で、参加条件には厳しい現実があるため、企業は新しいスタイルの忘年会を考案し、経済的な負担を軽減するための工夫をするべきです。
物価高の影響も踏まえ、従業員が気軽に参加できる忘年会の運営が、今後の労働環境をより良くするためには不可欠です。こうした新しい食の楽しみ方を提案することで、企業間のコミュニケーションを深める機会を創造していく努力が求められるでしょう。
今後も、「くるめし」では、そして「シェフコレ」では、多様なニーズに応え、社会の変化に適応できる食体験の提供を目指してまいります。
調査はどのように行われたのか
この調査は、全国の20歳以上の「くるめし弁当」と「シェフコレ」の会員592人に対して行われ、インターネットを用いたアンケート形式で実施されました。調査期間は2025年の10月9日から16日までで、詳細な情報は、企業の問い合わせ窓口までお知らせください。
会社概要
株式会社くるめしは、法人向けフードデリバリーサービスを手掛けており、ロケや展示会などのイベントからビジネスシーンまで幅広いニーズに応じた宅配弁当を提供しています。忘年会などの重要なイベントにもぴったりな商品を取り揃えています。