企業理念の重要性を学ぶセミナーから得た組織強化の秘訣
2024年7月16日、株式会社揚羽が主催したセミナー「企業変革に欠かせない『理念浸透』」では、企業の理念浸透の重要性が討論されました。今回のセミナーでは、株式会社otonohaの稲畑伸一郎氏、株式会社RECOMOの橋本祐造氏、揚羽の黒田天兵氏が登壇し、それぞれの企業理念の実践を通して組織強化の秘訣を共有しました。
企業理念の必要性
稲畑氏は、理念が企業の成長に及ぼす影響について、あるベンチャー企業での経験から語りました。設立から数年が経つと、当初の理念が風化し、社員一人ひとりの強さが薄れてしまうことに気づきました。企業が生き残るためには、社員が共通の拠り所を持ち、強く存在する必要があります。
さらに、黒田氏は企業理念がビジネスの成長を促すと述べました。理念があるからこそ、人は集まり、企業文化も形成され、迅速に意思決定できる環境が構築されるのです。理念が経営に与える効果は計り知れません。
企業の規模による違い
企業理に理念の浸透の難しさに関して、黒田氏は規模の違いがあると指摘しました。規模が大きくなるほどビジネスが多様化し、小規模企業では特定のコンセプトが有効でも、大企業ではもっと広範囲にカバーされる理念が必要になります。企業の理念はその規模に応じて変化すべきであり、バランスが求められます。
理念の浸透方法
理念を浸透させるための具体的な戦略について、黒田氏は、各事業部のリーダーが自社の企業理念を咀嚼し、組織の理念を形成することが重要だと述べました。これは理念を自己のものとすることから始まります。また、評価制度や研修、さまざまなメディアを用いた情報発信も有効です。揚羽では、毎週の朝会で個々のエピソードを共有し、具体的な行動指針を話し合っています。
一方、橋本氏は、かつての職場での経験を話し、理念が8ページにわたる詳細なものであったものの、社員はその意味を理解していなかったと指摘しました。理念を浸透させるためにはまずその内容を自分のものとして捉えることから始めることが、次のステップへの道しるべになると述べました。
結論
セミナーでは、理念浸透の重要性が改めて認識されました。理念はただの言葉ではなく、組織の力を引き出す根源であるため、一社でも多くの企業がこれを重視し、実行していくことが求められます。企業が理念を大切にし続けることで、持続可能な成長と成功が実現できるのです。
興味のある方は、セミナーの録画視聴や、理念策定に関するお問い合わせをぜひご覧ください。
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