高校生たちが集まる海の体験発表会 大分での地域参加型イベント
2024年9月28日、大分県佐伯市にある「さいき城山桜ホール小ホール」で、海と人に関する体験発表会が開催されました。このイベント「マリスタ2024 〜海と人を考える〜」では、全国から集まった高校生たちが、夏の間に行った海洋体験の成果を発表しました。
体験発表会の内容
体験発表会は、2024年8月18日から19日まで実施された屋形島での1泊2日の研修プログラムを振り返る場として設けられました。大学生プロデューサーによるプログラムの概要説明に続き、高校生たちが自らの学びや新たな発見をシェアしました。彼らは、海に関するアクションプランやその振り返りを通じて、実際の体験がどのように日常生活に影響を与えたのかを熱心に発表しました。
参加した高校生たちの発表タイトルには、「MRST2024」(大分県立大分雄城台高等学校)、危機感を覚えるために(埼玉県立川口北高等学校)、アイゴを「楽しむ」(福岡県立城南高等学校)、知ろう守ろう私たちの海(日本文理大学附属高等学校)など、多様な視点からの内容が並びました。それぞれの発表は、デザイン性や論理の整理も優れており、参加者全員が感じる熱意が伝わってきました。
ワールドカフェ座談会
体験発表の後、高校生たちが行ったワークショップ形式の「ワールドカフェ」も実施され、参加者同士の対話が進みました。この形式は、参加者が自由に意見を交換することで、より深い理解を促すもので、大学生プロデューサーや来場者とも交流が図られました。
参加者の声
参加した高校生の一人は、「緊張したけれど、素晴らしい経験にしました。食卓で海のことを話し、皆さんにもその体験を伝えてほしい」と感想を述べました。また、大学生プロデューサーも「高校生たちの発表には感動した。今後の活動にも注目し、地域での自分たちのアクションにも力を入れたい」と語りました。さらに、参加した60代の男性は「高校生たちの発表に驚き、私も海に対して何かアクションを起こしたいと思った」とコメントしました。
団体KIISAの取り組み
このイベントを主催した一般社団法人KIISAは、地域コミュニティの促進を目的として活動しています。高校生の地域参加や自主活動の支援を通して、未来への多様な可能性を拡げる取り組みを行っています。詳細は公式ウェブサイトをチェックしてください(
KIISA公式サイト)。
日本財団のプロジェクト
このイベントは日本財団の「海と日本プロジェクト」の一部として行われており、全国で海に関する意識を高める活動が推進されています。このプロジェクトの目的は、子どもたちをはじめ多くの人々が海の重要性を認識し、未来へ向けた行動を起こすことです。