アライン株式会社が提供する「デジタルライブラリ」
アライン株式会社(代表取締役:清水 剛)は、2024年7月23日より新しいファイル検索サービス「デジタルライブラリ」を開始しました。このサービスは、生成AIを利用しており、ユーザーの検索意図を的確に捉えた結果を提供します。
「デジタルライブラリ」では、ユーザーが共有ストレージにアップロードした様々な形式のファイル(テキスト文書、画像、PDFなど)の内容を解析し、関連情報を引き出すことができます。例えば、「デジタル化」というキーワードで検索を行うと、「DX」などの関連ワードも自動で抽出し、関連する資料を表示します。
主な特徴
デジタルライブラリの魅力は、以下の特徴にあります。
1.
シンプルなユーザーインターフェース:登録と検索の2つのみの非常にわかりやすい構成。
2.
検索意図に沿った類似検索:単なるキーワード一致ではなく、ユーザーの意図を理解し、類似する内容を提案。
3.
ページ単位の解析機能:数百ページに及ぶ大容量ファイルでも、ページごとに解析して検索できます。
4.
光学式文字認識の活用:OCR(光学式文字認識)技術により、画像やPDFからもテキストを抽出可能。
5.
多言語対応:英語や日本語に限らず、あらゆる言語に対応しており、国際的な運用にも適しています。
仕組みについて
デジタルライブラリでは、従来のキーワード一致検索にとらわれず、類似性に基づく検索が可能です。そのために、「Embedding」と呼ばれるベクトルデータベースを利用しています。これにより、ファイル内のテキストはページ単位で解析され、ベクトル化された状態で保存されます。
検索時には、ユーザーが入力したキーワードや文章もベクトル化され、データベース内のベクトルと比較してコサイン類似度を算出します。コサイン類似度が高い順に、関連するファイル名やテキストの抜粋、ページ番号などを提示します。
更に、Google社のCloud Vision APIを利用しており、これによってPDFや画像に含まれる文字を正確にテキスト化できます。また、ベクトル化の際には、Vertex AIのエンベディングモデルを採用し、言語の壁を越えた情報検索が実現されています。
カスタマイズ可能な機能
デジタルライブラリは、ユーザーの要望に応じたカスタマイズも可能です。特定のユースケースに基づいた生成AIの変更や特別な機能を追加することもでき、お客様のニーズに適した解決策を提供しています。興味のある方は、アラインの公式ウェブサイトから問い合わせを行うことができます。
アライン株式会社の概要
アライン株式会社は、2018年に設立された企業で、主にDXコンサルティングやSaaSサービスの開発を手掛けています。代表取締役の清水剛氏が率いており、事業を通じてデジタルトランスフォーメーションを推進しています。
企業情報詳細は、
アライン株式会社の公式ウェブサイトで確認できます。
採用情報
アライン株式会社では、現在データエンジニアやシステムエンジニアの募集中です。業務拡大に伴い、共に成長できる人材を求めています。詳細は、
採用ページをご覧ください。