大阪市住之江区とREADYFOR株式会社、包括連携協定を締結
READYFOR株式会社は、高齢者や障がい者支援を目的に、大阪市住之江区と包括連携協定を締結しました。この協定の下で、地域住民のサービス向上と地域活性化を図るために、「終活」や「認知症予防運動」に関連するセミナーを共催することが約束されています。これは住之江区における新しい試みであり、地域の課題を解決するための第一歩と言えるでしょう。
地域活性化に向けての具体的な動き
この連携により、住之江区では遺言書や遺贈寄付についての啓蒙活動も行われる予定です。これにより、区民が自身の意思を明確にしやすくなるほか、空き家対策にもつながると期待されています。既に大阪市の西区、港区、生野区と締結している包括連携議定書に加え、住之江区が新たに参加したことで、地域全体の支援体制がより強化されることとなります。
提携内容とそのメリット
提携の主な内容は、経験豊富な遺贈寄付コンサルタントが相談に応じることと、認知症予防に効果的なスクエアステップの体験会の実施です。また、自治体では受け入れが困難な不動産や包括遺贈を代行し、資金を直接自治体へ提供するスキームも整える予定です。
この提携により、住之江区の高齢者や障がい者の方々は、生前の費用負担なしに遺贈寄付の相談ができ、地元への寄付が可能になります。また、区としても新たに職員や相談者を増やさずに新しい取り組みを進めることができます。さらに、READYFOR株式会社にとっては遺言書や寄付文化の拡大を図る良い機会となります。
「レディーフォー遺贈寄付サポートサービス」の展開
READYFORは2021年に「レディーフォー遺贈寄付サポートサービス」を開始し、遺贈寄付や生前寄付、相続財産からの寄付を希望する方々から多くの相談を受けています。寄付文化の根付きをすすめ、地域社会に貢献する姿勢を強化しています。この取り組みは、高齢化社会が進展する中で特に重要な意味を持ちます。
まとめ
地域の未来を考える上で、住之江区とREADYFORの連携は非常に重要です。高齢者や障がい者に優しい社会づくりや、地域の活性化をさらに推進していくことで、住之江区全体が持続可能なコミュニティへと成長することが期待されています。今後の取り組みにも大いに注目していきたいと思います。