新たな雨水管の登場
2024-09-02 12:57:48

積水化学、雨水管理強化へ新たな管をラインアップに追加

積水化学が新たに発表する『エスロンRCP雨水3種管』



積水化学工業株式会社は、2024年8月20日より自社の雨水排水・貯留用管『エスロンRCP雨水3種管』に新たな口径1350を追加し、既存の口径600から1200までのラインアップと合わせたすべてのサイズを取り揃えることができます。この新製品は、気候変動による災害の増加に対応するため、特に都市部の浸水被害の軽減を目的としています。

1. 背景


近年、激しい災害が全国で発生し、その被害が大きくなる傾向があります。気候変動が影響し、短時間の強い降雨が増加し続けており、特に都市部では下水道の処理能力を超える雨量が観測されています。このような状況に対し、雨水の排水と貯留能力を強化することが急務とされています。

浸水被害の実態


短時間の降雨量が増加する中、特に内水氾濫が問題視されている都市では、排水を適切に行なえずに浸水する事例が多く見られます。このため、適切な雨水設備の設計と整備が求められています。

2. 『エスロンRCP雨水3種管』の特長


積水化学が提供する『エスロンRCP雨水3種管』は、1947年からの歴史を持ち、これまで下水道管や農業用水管などの多様なニーズに応えてきた強化プラスチック製の複合管です。この管の雨水専用バージョンとして、次のような特長を持っています。

優れた経済性


新しい管は、雨水の特性に基づいて設計されており、管厚を薄肉化することでコストを削減。さらに、内面が平滑であるため流量を維持しつつ、より小さいサイズの管を使用でき、経済的な選択肢を提供します。

耐震性と水密性


この管は、可とう継手なしで地震動に対応可能で、レベル1・2の地震にも耐える設計です。そのため、災害時でも安定した運用が期待できます。さらに、水密性が高く、雨水の一時的な貯留が可能で、河川への流入の遅延を図ることができます。

施工性の向上


軽量で取り扱いやすい設計により、運搬や施工が簡単で工期の短縮が見込まれます。このような特長から、施工業者や施設管理者にとって非常に魅力的な製品となるでしょう。

3. まとめ


『エスロンRCP雨水3種管』は、短時間強雨や激甚化する気象状況に対応し、浸水対策として期待される新たなソリューションを提供します。今後、より多くの物件でこの技術が使用され、災害時の被害軽減に寄与することが期待されています。積水化学工業の新たな取り組みに注目です。


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会社情報

会社名
積水化学工業株式会社
住所
大阪市北区西天満2丁目4番4号
電話番号
03-6748-6460

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