防災の日に考える避難所の質向上
株式会社ハマネツは、避難所の生活の質(QOL)を向上させるため、さまざまなプロダクトを開発しています。近年の災害によって明らかになった避難所での課題に対処するべく、同社は新たな取り組みを始めました。特に猛暑が続く中で、避難所の環境がいかに重要かを痛感することが増えています。
酷暑とプライバシー、2つの課題
避難所が公立学校の場合、空調設備が整っていないケースが多く、多くの避難者が熱中症のリスクにさらされています。文部科学省の調査によると、全国平均で公立小中学校の体育館にエアコンが設置されている割合はわずか33.1%で、実に約7割の体育館には冷房が完備されていないという実情があります。また、避難所ではプライバシー空間が不足しており、特に女性や子育て世代は精神的なストレスを抱えることが多いです。こうした二次被害を抑えるため、ハマネツは新しい商品群を開発しました。
フェーズフリー商品ラインナップ
1. エアコン付き可動式休憩室「telala🄬」
この製品は公園やスポーツ施設の休憩?間としても使える便利なブースです。キャスターが付いており、移動が容易で、緊急時には避難所の休憩スペースとして活用できます。大きな窓から外の様子を見つつ、安心して休憩することができ、カーテンレールを利用してプライバシーも確保可能です。
2. 自然相殺型エアコン車載式休憩所「クルケイ」
この休憩所は、太陽光発電と蓄電池を利用して動くため、電気が供給されない状況でも機能します。非常時においてはトラックから移動ができ、瞬時にエアコンを稼働させることから、避難者の命を守るために非常に重要な商品です。
3. 可動式屋外型ベビーケアルーム「mamaro solana™」
こちらの製品は授乳やおむつ替えを行う専用スペースで、プライバシーを重視した設計がされています。周囲の目を気にせずにケアができるため、特に女性や乳幼児連れの家族にとって安心できる環境を提供します。
現在の取り組みと今後の展望
ハマネツはこれまで、災害用トイレ「ドント・コイ」を通じて迅速設置可能な備蓄手段を提供してきました。今後は避難所全体の快適性を向上させるため、熱中症対策やプライバシー確保に関する商品開発を進め、社会課題に応えていく予定です。
展示会情報
2026年9月30日から10月2日まで、東京ビッグサイトで開催される「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2026」で、ハマネツの新しい製品が展示される予定です。実際に製品を体験し、その効果をチェックするチャンスです。
まとめ
ハマネツの取り組みは、避難所での生活の質を向上させるための新たな一歩です。災害時の環境を改善し、避難者が安心して過ごせる場所を提供することで、災害に強い社会の実現を目指しています。