エモリーダーが変えるビジネス
2017-10-11 11:01:12
感情認識AI「エモリーダー」とウェブインパクトの提携がもたらす新しいビジネスコミュニケーションのカタチ
近年、感情認識AIの必要性がますます高まっており、その中でも特に注目されているのが、株式会社エモスタが開発した「エモリーダー」です。これは、顔認識技術や機械学習を活用し、個々の感情を定量的に解析できるツールです。ウェブインパクトは、この「エモリーダー」と業務提携を結び、感情認識技術の導入を支援することになりました。
感情認識の重要性
感情は人間の行動や思考に大きな影響を与える要素です。しかし、この感情を定量化することは長らく困難でした。それが、近年の技術的進展により可能になりつつあります。2021年には、感情認識技術を含むテクノロジー市場が5.4兆円に達すると予測されており、これはビジネスにおける重要な市場の一つです。
業務提携の背景
ウェブインパクトは長年にわたり法人向けサービスを展開してきた企業で、その経験を活かして「エモリーダー」を導入するためのカスタマイズやシステム管理を行います。この提携により、さまざまな業界において感情認識技術の導入が進められることが期待されています。
「エモリーダー」の活用事例
実際の業務シーンでの活用例としては、営業活動における顧客との信頼関係の構築が挙げられます。営業担当者が顧客の感情を理解することで、より良いコミュニケーションが可能になり、成約率が向上する可能性があります。「エモリーダー」は、営業シーンでのデータ化を進め、どのように顧客の興味を引くことができたのかを分析します。
例として、生命保険業界における商談の際、従来は撮影されたロールプレイをもとに主観的なアドバイスが行われていました。しかし、「エモリーダー」を用いることで、感情解析のデータに基づく定量的なフィードバックが可能になり、営業担当者のスキルを客観的に評価できます。
エモリーダーの今後の展望
「エモリーダー」の機能をさらに強化するため、IBM Watsonの音声認識技術との統合が進められています。これにより、営業現場での成功に結びつく具体的な言葉や状況を可視化できるようになるでしょう。この機能は、営業部門と本部との連携強化や、業務改善に寄与することが期待されています。
エモリーダー開発者の紹介
「エモリーダー」を開発したアレクサンダー・クリーグ氏は、ハワイ大学での臨床心理学博士課程を修了し、研究業績も豊富です。彼の専門的な知識が、この感情認識技術の質を高めています。共同でプロジェクトに参加しているCEOの小川修平氏も、このプロダクトの実現に大きな役割を果たしています。
まとめ
感情認識AI「エモリーダー」は、今後のビジネスコミュニケーションに革新をもたらすと期待されており、ウェブインパクトとの業務提携によってさらに広がりを見せるでしょう。顧客との関係性をより良くするための新たな道が示されています。ビジネスの現場での感情理解が向上すれば、それに伴い業績の向上にもつながると考えられます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ウェブインパクト
- 住所
- 東京都千代田区神田須田町2-2-2神田須田町ビル10階
- 電話番号
-
03-3526-6360