ぎっくり腰に関する調査概要
大阪府のNLC野中腰痛クリニックでは、30代から60代の男女を対象に"ぎっくり腰"に関する調査を実施しました。この調査では、過去にぎっくり腰を経験した人々の発症率やその原因、対処法について詳しく分析しています。
調査の背景
ぎっくり腰は、突然襲いかかる激しい痛みで、日常生活に深刻な影響を与えることがあります。この症状は多くの人々が経験する腰痛の一形態であり、一度なると再発を恐れるようになります。特に寒冷季節における発症増加が指摘されていますが、その実情はどうなっているのか?
調査方法
調査は2024年12月18日から19日まで行われ、1,014人の男性・女性が参加。PRIZMAのオンライン調査を用いて行われました。
発症の頻度と季節
調査結果によると、約32.6%の人がぎっくり腰を1回、24.5%が2回、17.6%が3回経験しており、約7割の参加者は複数回の発症を報告しています。特に目を引くのは、発症の約57%が冬に集中しているとのこと。こちらは、寒冷が体を硬くし、血流を悪くするため、腰への負担が増加することが一因と考えられています。
日常動作と発症
"どのような状況でぎっくり腰になりましたか?"との質問には、54.9%が「重いものを持った」と回答し、次いで「立ち上がる際が32.9%」、「かがむ際が26.3%」と続きました。この結果からも、日常の何気ない動作がきっかけでぎっくり腰を引き起こすことが明らかになりました。
不便な動作と痛みの期間
ぎっくり腰を経験した際に最も不便を感じる動作は66%が「座る・立ち上がる」と回答し、さらに61.9%が「ベッドから起き上がる」と感じており、基本的な動作にも影響が出ることが示されました。また、痛みが続く期間は26.8%が「3日から5日未満」と答えており、7割以上の人が数日間の痛みを経験しています。
診断や対処法
調査の結果、ぎっくり腰後の対処法として56.1%が「安静にする」と回答。医療機関を利用した方は37.7%、湿布や冷却材で冷やすという方も32.1%おり、このように多くの人がまずは安静を選びがちです。また約39.2%の人は、回復までに「特に何もしなかった」と述べています。
予防策とその効果
ぎっくり腰の再発防止策として、40.2%が「重いものを持ち上げる際に注意する」と回答。この他、日常的にストレッチをすることや正しい姿勢を意識することも推奨されています。実際に7割の人は、こうした予防策の効果を実感しているとのこと。
知識の不足と重要性
調査最後の質問では、7割の人が"ぎっくり腰を繰り返す際に他の腰痛疾患の可能性があることを知らなかった"と回答しています。これは、繰り返しぎっくり腰を経験する場合、他の深刻な腰痛を考慮する必要があることを示唆しています。
まとめ
この調査により、ぎっくり腰は決して珍しくない痛みであり、特に冬に頻発することが分かりました。日常生活における不意の動きで発症することが多く、その影響は広範囲に及ぶため、日頃から注意が必要です。また、医療機関の受診や専門家の指導を受けることも有効です。ぎっくり腰が続く場合は、しっかりとした診断を受けることをお勧めします。
NLC野中腰痛クリニックでは、非侵襲的な治療法を提供しています。日帰りでの治療が可能なため、腰痛の悩みを抱える方はぜひ consulta du NLCへお問い合わせください。