片山大臣、保険監督機関IAIS新議長の選出を報告
片山大臣が発表した新しい動き
2023年11月14日、片山財務大臣兼内閣府特命担当大臣は閣議後の記者会見で、金融庁の三好敏之金融国際審議官が保険監督者国際機構(IAIS)執行委員会の議長に選出されたことを報告しました。この選出は、保険分野における国際的な規制の向上が求められる中、重要な意味を持ちます。三好新議長のリーダーシップのもと、国際的な資本基準の整備が進められることで、我が国の金融行政や保険業界のさらなるプレゼンス向上が期待されています。
新議長の果たすべき役割
三好氏は、前任の有泉顧問の下で、国際的な資本基準であるICSの完成や自然災害に関連する保険プロテクションギャップに対する取り組みを行ってきました。今後は、新議長のもとでさらに議論を進め、国際的な監督体制の整備に貢献することが求められています。保険業界の変化に対応するため、より効果的な政策やガイドラインの策定が必要です。
経済対策についての質疑応答
記者からの質問に対し、片山大臣は、経済対策の原案が与党に提示されたことを説明しました。そして、物価高対策として必要な施策の財源確保についても言及しました。具体的には、複数の民間議員からは、前年度の補正予算を上回る規模の歳出が必要だとの意見が出されており、政府は責任ある積極財政を掲げているため、適切な規模の補正予算を設定する方針です。
赤木俊夫氏の件についての大臣の発言
さらに、質疑の中で大臣は、森友事件で亡くなった赤木俊夫氏に対するお悔やみを述べました。大臣は、傍聴席の遺族に対し心からの謝罪を示し、彼の功績を称えました。特に、この発言が傍聴席にいる遺族への配慮から来たものだと説明し、国民に向けた透明な対応を重視していることを示しました。
結論
片山大臣の会見は、日本の金融行政および国際的な保険業界における重要な動きを示すものであり、新議長の選出により、今後の国際金融ルール作りに積極的に貢献する構えを強調しました。経済対策においても、責任ある歳出の重要性を忘れず、国民の期待に応える取り組みを継続することが求められるでしょう。