Zenken、インドネシアで特定技能人材マッチング会を実施
2025年8月27日と28日、Zenken株式会社はインドネシアのジャカルタ近郊で特定技能人材のマッチング会を開催しました。このイベントは、日本で介護職員として働きたいという希望を持つインドネシア人候補生と、日本の介護施設を結びつけることを目的としています。
大規模な参加者
今回のマッチング会には、約150名の特定技能人材候補者が参加し、7社の日本企業がブースを設けました。このイベントは当社主催では過去最大級の規模であり、多くの交流が行われました。
参加した企業は自社の施設や業務内容を紹介し、候補者はそれを聞きながら、自らの経験や日本での職務に対する意欲を積極的にアピール。結果として、両者の間で多くのマッチングが成立し、インドネシア人が日本の介護現場で活躍する重要な一歩となりました。参加企業の声には「介護職の採用が難しかったが、多くの候補者に興味を持ってもらえた」といった意見や、候補者からは「オンラインでは得られない貴重な経験ができた」という声が寄せられました。
人材不足の現状
日本は少子高齢化に直面し、厚生労働省の試算では2040年には約69万人の介護人材が不足するとされています。このような状況の中、海外からの介護人材の採用が注目されており、特にインドネシア、フィリピン、ベトナムが候補国として挙げられています。これらの国からの受け入れを促進するために、Zenkenは特定技能制度を活用し、マッチング会を企画しました。
特定技能の枠が無いインドネシアでは、2019年以降、介護職における受入れが進み、在留するインドネシア人の数は年々増加しています。特定技能はEPAに比べて雇用期間が長いため、今後も人材の獲得に対する競争は激化するでしょう。
さらなる支援の提供
Zenkenは、マッチングされたインドネシア人材が日本での職務にスムーズに移行できるよう、ビザ申請をはじめとする手続きを支援します。また、「ZENKEN NIHONGO 介護」を利用し、日本の介護資格の取得をサポートすることで、長期的なキャリア形成を助けます。今後もZenkenは海外マッチング機会を継続して創出し、日本の介護業界の人材不足軽減に寄与することを目指します。
Zenken株式会社の概要
Zenkenは1975年に創業し、介護人材の支援を行っている登録支援機関です。インドネシアでは2社と独占契約を結び、さらにインドでは政府機関との提携により、毎年数百名の特定技能候補生を育成。日本語教育や国家試験対策講座を通じて、海外からの介護人材への支援体系を確立しています。今後も多くの候補者が日本で活躍できるよう、幅広いサポートを展開していきます。