かけはし文学賞
2018-11-07 14:00:29
第3回メルク「かけはし」文学賞、受賞作と受賞者を発表
第3回メルク「かけはし」文学賞、受賞者と作品の魅力
メルクとゲーテ・インスティトゥート東京は、11月15日に第3回メルク「かけはし」文学賞の授賞式を東京で行います。受賞者として選ばれたのは、オーストリアの作家クレメンス・J・ゼッツ氏と、その翻訳者である犬飼彩乃氏。二人にはそれぞれ賞金1万ユーロが贈られることが発表されています。
## 賞の目的と意義
この文学賞は、ドイツ語圏の現代文学を日本へ紹介するために設立されました。特に、文化交流による日独の架け橋を意識し、作品を通じて国際的な対話を生み出すことを目指しています。今回の授賞式は、メルク創業350周年と日本のメルク社設立50周年という記念すべき年に行われることから、特別な意味があります。メルク創業家の代表、ヨハネス・バイユー氏も出席し、この大切なイベントに花を添えます。
バイユー氏は「新進気鋭のドイツ文学を日本に紹介できることは、私たちメルクにとって大変喜ばしいことです。これを通じて国境を越えた対話が促進されることを願っています」と語っています。
## 受賞作品「インディゴ」
受賞作『インディゴ』は、高度に発展した現代のサブカルチャーとハイテク社会を背景にしており、特に日本の読者にも響く内容として評価されています。この作品は、架空の病に関する資料を集めたもので、読者にインタラクティブな体験を提供します。テーマとして「真実とは何か」を問いかける内容は、インターネットが浸透した現代におけるコミュニケーションの在り方を考察させるものです。日本での出版も予定されています。
## 翻訳者の役割
翻訳者の犬飼彩乃氏は、作品に対する鋭い理解と、正確で生き生きとした訳文で高く評価されています。また、ポップカルチャーやデジタル文化への深い知識を持ち、翻訳の意義についてもコメントしています。「テクノロジーの影響下で人間の認識がどのように変わるのか、クレメンス・J・ゼッツ氏ほど深く考察した作家はいない」と彼女は話しています。
## メルクの取り組み
メルクは、文化支援を持続可能性への一環として重要視しています。この「かけはし」文学賞も、その一環であり、世界各国で同様の活動が展開されています。最近の例では、メルク翻訳賞(ロシア)、メルク・タゴール賞(インド)などがあります。日本では、子供たちの科学への興味を促す「SPARK 子供のための科学教室」なども行い、地域社会への貢献を図っています。
メルクは、1668年にドイツで設立された企業で、約53,000人の従業員が世界中での事業に従事し、がんや多発性硬化症に対する治療法を開発しています。
## まとめ
第3回メルク「かけはし」文学賞は、ドイツと日本、また文学とビジネス、文化間の国際的な対話を促進するための重要なイベントです。受賞作品『インディゴ』やその翻訳者である犬飼氏により、さらなる文化交流が期待されます。今後の展開から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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メルクパフォーマンスマテリアルズ合同会社
- 住所
- 東京都目黒区下目黒1-8-1アルコタワー
- 電話番号
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