ホンマなんフェス2025
2025-06-04 10:44:56

幼児教育の未来を切り開く実践型イベント「ホンマなんフェス2025」レポート

幼児教育の未来を切り開く実践型イベント「ホンマなんフェス2025」



2025年4月26日、兵庫県尼崎市にある認定こども園七松幼稚園にて共催された、「ホンマなんフェス2025」。このイベントは、VISH株式会社とリンクエイジ株式会社が共催し、幼児教育と保育のリーダーたちが集い、業界が抱える課題について本音で語り合う場となりました。

イベントの目的と意義


このイベントの大きな目的は、幼児教育・保育業界の第一線で働くリーダーや実践者たちが一同に会し、組織運営や人材育成に関する課題を本音で向き合いながら解決策を模索することでした。 参加者と登壇者の繋がりを大切にし、肩書を超えたフラットな対話が行われたことで、より具体的で実効性のある議論が展開されました。

開会式と場の雰囲気


会場ではまず、亀山秀郎氏による園内見学ツアーが行われ、参加者は保育環境に対する理解を深めました。続く開会式では、リンクエイジ株式会社の藤田氏とVISH株式会社の西尾氏が、本イベントの趣旨を説明し、今後の議論への期待を高めました。この時点で既に、各地から集まった参加者の熱意が伝わってきました。

テーマ1:自由保育と職員との対話


最初のセッションでは、みつばキラリ園の小林優子氏が特別ゲストとして登壇。自由保育に挑む中での職員の意識改革やビジョンを共有する際の難しさについて語りました。参加者からは、多くの共感が寄せられ、「ビジョンは日々の体験の中で深まる」という言葉に強くうなずく声が聞こえました。具体的な実践例を通じて、変革期における丁寧な対話の重要性が強調されました。

テーマ2:働きやすさとやりがいの両立


次のセッションで、東豊中幼稚園の天野玲貴氏が、保育現場においてリーダーたちが直面する「働きやすさとやりがいの両立」というテーマについて議論を展開しました。職員の成長を促すためにはただ働きやすくするだけでは不十分であるというリアルな視点が示され、参加者たちの脳裏に問題提起が刻まれました。 さらなる深掘りとして、多くのリーダーが抱えるジレンマが共有され、組織の方向性や職員のキャリア形成支援についても具体的なアイデアが飛び出しました。

トークセッション:実践的な課題解決に向けた対話


イベントの締めくくりとして行われたトークセッションでは、参加者からの具体的な質問に対して、登壇者たちが一問一答形式で応える形で進行されました。職員への新しい取り組みの伝え方、ミドルリーダーの育成などは、実践的なヒントに富んだ内容でした。また、ビジョンの浸透のために、現場における具体的なコミュニケーションの重要性が改めて強調されました。

参加者の反響とイベントの意義


参加者たちからは、「悩んでいるのは自分だけではなかった」という声が多く寄せられるなど、共感の声が広がりました。他の園の課題や実践例から具体的なヒントを得ることができ、参加者それぞれが自園の課題を乗り越えるための新たな一歩を踏み出すきっかけとなったことが伺えました。

まとめと今後の活動


「ホンマなんフェス2025」は、幼児教育・保育業界の根本的な課題に向き合い、本音の対話を通じて解決策を見出す場となりました。このような対話が進むことで、組織文化の醸成やエンゲージメントの向上につながり、それは最終的に保育の質を向上させる原動力となります。今後も「ホンマなんコミュニティ」は定期的に活動を続けていく予定であり、次回は2025年7月15日に開催が決定しました。詳細については追って報告いたします。

主催者情報


  • - VISH株式会社:ICTシステム「園支援システム+バスキャッチ」を提供し、保育士の負担軽減を目指しています。
  • - リンクエイジ株式会社:教育機関向けの写真・動画撮影サービス「memoridge」を運営し、子どもの成長を伝える活動を行っています。


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会社情報

会社名
VISH株式会社
住所
愛知県名古屋市中区錦二丁目10番13号SC錦ANNEX 5F
電話番号
052-232-2311

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