鮎さばき体験
2025-10-09 17:25:31

次世代へ伝える海の恵みと文化の重要性 岐阜県での鮎さばき体験

次世代へ伝える海の恵みと文化の重要性



岐阜県で開催された『日本さばける塾 in 岐阜県』。このイベントは、一般社団法人海のごちそう推進機構と海と日本プロジェクト岐阜が主催し、子どもたちを対象に海や魚に関する学びの場を提供しました。10月4日、岐阜県の県魚である『鮎』を捕り、さばいて郷土料理を作る体験を通じて、日本の豊かな食文化を伝承し、次世代へ海の重要性を訴えることを目的としています。

鮎漁の体験



このイベントには、岐阜県在住の小学5・6年生と中学生の親子、合計20名が参加しました。鮎は、回遊魚として知られ、流れる川や海のつながりを感じさせる存在です。参加者たちはまず、ヤナ漁の仕組みを学ぶため、川に設けられた特別な漁場に移動しました。竹や木などで作られたヤナ場で、子どもたちは生きた鮎を手で捕まえることに挑戦。

環境変化の影響



講義では、海なし県の岐阜に住む人々が意識するべき海の問題についても取り上げました。船戸忠幸社長からは、近年の温暖化が鮎の生態や漁獲量に及ぼす影響についてお話がありました。魚たちが川を下る時期が遅くなっている原因として、気温上昇に伴う藻の生長不良が挙げられ、海と川の生態系がどのように影響を受けているかが説明されました。この学びは、参加者自身が環境問題を身近に感じ、行動に移すきっかけとなることを目指しています。

鮎をさばく体験



ヤナ漁の後、次は自分が捕まえた鮎を利用して調理体験。池内五十鈴さんの指導のもと、各自が鮎のさばき方を学び、郷土料理にチャレンジします。初めてさばくという子どもたちも多く、緊張しながらも講師や保護者のサポートを得て挑戦しました。「上之保ゆず香る 鮎の南蛮風」や「鮎雑炊」などの各料理の準備を進めていきます。鮎は、それぞれの調理法に沿ってさばかれ、焼かれました。会場には、その香ばしい香りが広がりました。

鮎のおいしさを実感



料理ができた後は、待望の試食タイム。参加者たちは、自分が捕まえ、さばいた鮎の味を楽しみました。鮎をあまり食べなかった子どもも、自分の手で作った料理には驚くほどの味わいを感じ、「おいしい!」と笑顔を見せました。また、参加した親たちも、家では体験できない貴重な機会に感謝の気持ちを伝えていました。特に、日常的に魚を調理しない親も多く、新たなレシピの発見を喜んでいました。

海の未来を考えよう



最後には、参加者全員で「山・川・海を大切にしよう」というメッセージを収録し、30秒のテレビCMを作成しました。このCMは、10月中に視聴者に向けて放送予定で、環境問題への意識を高める一助となることが期待されています。子どもたちが未来に向けて海や自然とのつながりを深め、次世代にその大切さを伝えていく重要な体験となりました。

参加者の声



イベント後には、参加した子どもたちや保護者からこんな声が上がりました。
  • - 鮎がヌルヌルしていて、とても面白い感触だった!
  • - 魚をさばけることが楽しく、またやりたい!
  • - 鮎の存在についても知ることができ、貴重な体験でした。

このように、イベントを通じて、参加者たちは魚や料理、環境問題について深く考える機会を得ました。海と日本プロジェクトの取組みは、今後もこのような形で未来へ引き継がれ、さらなる関心を集めていくことでしょう。


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