短い秋を楽しむための紅葉について大調査！見頃や行き先は？

短い秋を満喫しよう！紅葉の現状とその楽しみ方

近年、気候変動の影響で秋の紅葉の見頃が変わりつつあります。1980年代の初めには、紅葉がピークを迎えるのは11月上旬が一般的でしたが、最近のデータによると、2018年から2023年の6年間では見頃が12月上旬にシフトしています。特に2023年は、過去の記録を上回る遅さで、見頃が12月8日となりました。これにより、一部地域では紅葉の楽しみ方が変わってきていることも見逃せません。10月には30℃を超える高温が観測され、さらなる影響を及ぼしています。

そんな中、株式会社ナビットが実施した全国の主婦を対象にした紅葉に関するアンケートの結果も興味深いものとなっています。この調査は、2024年9月に行われ、20代から80代の男女1000人を対象に、Webアンケート形式で実施されました。

今年紅葉を見に行く人は約4割！

紅葉を見に行く予定の人は39.4％で、過半数の60.6％は「行かない」と回答しました。これは意外な結果で、秋の行楽の定番ともいえる紅葉を見に行かない人が多いことがわかります。紅葉を見る予定を立てるタイミングについて尋ねると、「1週間前が14.1％」で、その他の選択肢「1～2ヶ月前」や「2～3日前」とも比較される結果が出ました。何を基準に計画を立てているのでしょうか？

近場で紅葉を楽しむ傾向

調査結果によると、多くの人々が「近所の紅葉名所」で楽しむようです。具体的には、22.0％が近所の名所を選んで訪れる意向を示し、11.3％は近所、さらに6.7％が日帰りで遠方へ行くと答えています。これにより、紅葉を気軽に楽しむ傾向が見えてきます。

インターネットやSNSの活用

紅葉スポットを調べる方法については、「WEB」が19.7％で最も多く、続いて「SNS」が8.3％と、ネットやSNSの影響が大きいことがわかります。このように、昔のように書籍を参考にするのではなく、時代とともに調査方法も変わってきたようです。

全国各地のおすすめスポット

アンケートでは「おすすめの紅葉スポット」をフリー回答で募集したところ、ニセコ（北海道）、秋保大滝（宮城県）、昭和記念公園（東京都）、香嵐渓（愛知県）、長府庭園（山口県）などが挙げられました。地域住民ならではの穴場スポットも多く、全国各地にそれぞれ特色のある紅葉が存在しています。

世界で見られる珍しい紅葉

日本では春の桜と並んで秋の紅葉が風物詩として親しまれていますが、実は世界的には珍しい現象です。紅葉が見られる国は限られており、主に東アジアの沿岸部やアメリカ、ヨーロッパの一部に限定されています。特に日本の紅葉が「美しい」とされる理由は、その色彩の豊かさにあります。赤や黄色、オレンジなど、さまざまな色が混じり合う様子はまさに日本ならではの美しさです。