親子で楽しむサステナブル・シーフード教育
10月12日、名古屋港水族館にて、非営利団体のMSC(海洋管理協議会)ジャパンとASC(水産養殖管理協議会)ジャパンによる親子向けの教育イベントが行われました。このイベントは、「サステナブル・シーフード・ウィーク2024」の一環として実施され、持続可能な水産物の選択を促進することを目的としています。特に、MSCおよびASCのラベルがついた水産物に焦点を当て、環境保護の重要性を伝える貴重な機会となりました。
イベントでは、まず小学生たちに「お魚が好きな人は?」という問いかけが行われ、全員が手を挙げる反応を見せました。参加した子どもたちは、「おいしそうだから」とか「値段が安いから」といった理由で魚を選ぶことが多いと答えましたが、中には「ラベルがかわいいから」というユニークな意見もあり、会場が和みました。
続いて、水産資源の枯渇に関するクイズが実施され、全員が「サンマ」と答えるなど、海洋環境問題に対する関心の高まりが伺えました。「日本で一番養殖されている魚はブリとマダイのどちらか」という問いには、事前配布された資料を参考にしながら正解を導き出しました。
その後、漁業が直面している問題や、MSC、ASCラベルの選択が持つ意味についての講義が行われ、参加者からは活発な質問が寄せられました。「世界にはどれくらいの漁師がいるのか?」や「どのようにして審査されるのか?」など、具体的な疑問を通じて学ぶ意欲が感じられました。中には、「ラベルについてあまり知らなかったけれど、今日はとても勉強になった」という感想を述べた子どももいました。
イベントの終わりには、参加者が自由に水族館を見学できる時間が設けられました。館内では、サステナブル・シーフードを使った料理を楽しむことができ、MSC認証を受けたスケトウダラやマイワシの展示もありました。子どもたちはお魚たちを間近で観察しながら、学んだ知識を生かすことができる談話を楽しみました。
「サステナブル・シーフード・ウィーク2024」では、さらに多くの楽しいイベントやキャンペーンが実施されています。MSCジャパン、ASCジャパンそれぞれのサイトで、素敵なプレゼントが当たるキャンペーンもあるため、応募をお待ちしています。詳しくは特設ページをご覧ください。
MSCジャパン特設ページ
ASCジャパン特設ページ
イベント主催団体について
MSC(海洋管理協議会)ジャパン
MSCは、持続可能な漁業を推進する国際的な非営利団体であり、1997年に設立されました。日本では、2007年から活動を開始し、2022年度には700品目以上のMSC認証水産物が販売されています。イオングループやマクドナルドなどで購入可能です。
詳細は
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ASC(水産養殖管理協議会)ジャパン
ASCは、責任ある養殖を推進する国際非営利団体で、2010年に設立されました。世界117カ国で26,000品目以上のASCラベルが付いた水産物が流通しています。
詳しくは
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