エーアイスクエアの「QuickSummary2.0」セキュリティ強化解説
株式会社エーアイスクエアが提供する生成要約サービス「QuickSummary2.0」は、最近大幅に強化されたセキュリティ機能で注目されています。ユーザーが安心してサービスを利用できる環境を提供するための施策が講じられています。
個人情報マスキング機能の強化
今回の更新において、従来のマスキング対象としていた個人情報には氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日が含まれていましたが、これに加えて新たに次の項目も個人情報として扱うようになりました:口座番号、店名、店番号、顧客番号、マイページID、お客様番号、申込番号。この措置は、特にコンタクトセンターなどで厳重な個人情報の取り扱いが求められる場合において、さらに安全性を高めるものです。
このマスキング機能は、生成AIが要約を作成する前に自動で個人情報を検出し、処理を行うというものです。そのため、ユーザーは安心してこのサービスを利用でき、大切な情報が外部に漏洩することを防ぎます。特に金融機関のコンタクトセンターで扱う情報に関しては、広範に対応が可能なため、多くの企業が安心して導入を進められるでしょう。
柔軟な運用が可能に
新機能のもう一つの大きな特徴は、項目ごとのマスキングの要否を調整できることです。これにより、企業のセキュリティポリシーに応じて、マスキングを仕分ける柔軟な運用が可能となります。たとえば、特定の情報はマスキングするが、別の情報についてはそのまま表示する、といった対応が可能です。これにより、業務の効率化とセキュリティの両立が実現されます。
QuickSummary2.0の基本機能
「QuickSummary2.0」は、コンタクトセンター向けに設計された生成要約サービスで、使いやすいユーザーインターフェース(UI)が特徴です。オペレータは通話の内容を簡潔に要約することができ、その要約結果を自由に選択して表示することが可能です。さらに、利用料金も従量制および固定料金から選ぶことができるため、コストを抑えて利用できるのも魅力の一つです。また、他社の音声認識システムやCRMとの連携も可能で、業務の効率化が図れます。
エーアイスクエアとは
エーアイスクエア社は、自然言語処理に特化した革新的なAI技術を駆使し、コンタクトセンター向けのさまざまなAIサービスを展開しています。AIチャットボットの「QuickQA」や音声認識サービスの「AI2ASR」など、多岐にわたるソリューションを提供しています。
設立からわずか数年で、多くの企業に導入され、業界内でも高い評価を受けている「QuickSummary2.0」は、今回のセキュリティ強化により、さらなる利用拡大が期待されます。東京港区に本社を置くエーアイスクエア社は、今後も革新的なサービスを通じてコンタクトセンターの業務効率化と顧客満足度の向上に寄与していくことでしょう。