アオニサイファーム取材班
2021-12-16 13:00:08
農業の魅力を発信する「アオニサイファーム取材班」の挑戦
農業に情熱を持つ学生たちの新たな挑戦
2020年に創業したアオニサイファームは、その活動を通じて新規就農を目指す大学生たちのために有益な情報を発信することを重視しています。そんな中、アオニサイファームの代表である青木真矢さんは、農業に対する熱意から「アオニサイファーム取材班」を結成し、大学生たちが直接農家を取材する体制を整えました。
なぜ他の農家の情報を発信するのか?
「なぜアオニサイファームは他の農家の魅力を紹介するのか?」という疑問が浮かびます。農業支援に力を注ぐためには、新規就農者の情報が豊富である必要があります。しかし、青木さん自身が新規就農を目指して情報収集を始めた際、具体的な情報を見つけるのに苦労した経験があります。彼は、「新規就農者の支援制度があることを知ったものの、リアルな経験談や成功の秘訣にアクセスするのは容易ではなかった」と振り返ります。この不安を払拭するためにも、自身が認定新規就農者になった際には、同じような課題を抱える他者のために情報発信を行うことを誓いました。
アオニサイファーム取材班の発足
新たな農家情報発信の動きが始まるきっかけとなったのは、青木さんの決意とともに起こった思わぬ出会いでした。地元の大学生たちが集まり、協力し合う体制が整いました。「アオニサイファーム取材班」には、農学を学ぶ学生たちが揃い、各自が自発的に農家を訪問して取材を進めています。
特に注目すべきは、取材班に参加する大学生たちの想いです。吉成香貫花さんや横井沙衣子さんといったメンバーは、各々が農業に対しての情熱を持ち、農家の声を広めるために尽力しています。彼女たちは、農業に関心を持つ若者たちに、実際の農家の生の声を届けたいと考えているのです。学生たちが主体となって取材を行い、記事を書くことで、自分自身の経験も人生の財産にすることを目指しています。
取材と発信のプロセス
取材班の活動は原則として、1人の学生が取材相手の農家とのやりとりを行い、インタビューと記事作成を担当していく形式をとっています。また、単なるインタビュー記事にとどまらず、「ファームプロダクツファイル」というページを設け、農家の魅力を多視点から発信しています。この取り組みは、農業に興味を持つ読者に対し、農家の人間像や育てている作物により強い関心を抱かせることが期待されています。
つくば市とのコラボ
さらに、活動開始直後には、つくば市役所からのオファーもあり、市の農業政策課とのコラボレーション企画も実現。取材班のインタビュー記事が市営のウェブサイトで紹介されています。これにより、より多くの人々がアオニサイファームの情報を目にするきっかけとなることが期待されています。
今後の展望
アオニサイファーム取材班が発信する情報が、新規就農を考える人々にとって有意義なものとなることを願ってやみません。農業市場の現状や農家のリアルな声を広めることで、もっと多くの人に農業の魅力を感じてもらうことがこのプロジェクトの核心です。今後も彼らの活動から目が離せません。地域の農家との連携を深めながら、アオニサイファーム取材班がどのような新しい情報を届けていくのか、その行く先に期待が高まっています。
会社情報
- 会社名
-
アオニサイファーム
- 住所
- 茨城県つくば市上郷2223-1
- 電話番号
-
029-811-6275