明石での生活展
2025-01-29 12:24:16

明石市立文化博物館で開催される「くらしのうつりかわり展」

明石市立文化博物館では、2025年1月25日から3月16日まで、「くらしのうつりかわり展~多聞新八がえがいた明石~」が行われます。この企画展は、約100年前の明石の人々の生活や文化を描いたうどん屋の店主、多聞新八さんの手記を中心に構成されています。

新八さんは明石の大蔵町で生まれ育ち、戦争に出征後はうどん屋を開業しました。彼の手記には、子ども時代の遊びや日常生活、町並み、そしてさまざまな商売人や職人たちの姿が、温かみのある絵や文章で描かれています。この展示を通じて、当時の人々の生活や考えに触れることができる貴重な機会です。

展示の内容は、まずプロローグとして新八さんの生涯と彼が自身の体験を記録することになった背景について触れられます。続いて、第一章では新八さんの家族や、彼が過ごしてきた日常風景を紹介。第二章では町の様子や、楽しかった小学校での生活、さらには日常に戦争の影響があったことが描かれています。第三章では、新八さんがどのように徴兵され、戦地へ向かったのかが語られ、最後に終戦後の彼の人生やうどん屋の店主としての道が描かれます。

この企画展では、新八さんの手記はもちろん、彼が使っていた道具なども展示される予定です。また、観覧料は大人200円、中高生150円と、非常にリーズナブル。特定の日には団体割引や年齢に応じた割引もあるため、ぜひ家族や友人と訪れてみてください。

開催中には、関連イベントも企画されています。例年人気の「おっちゃんの紙芝居」や、昔の生活について学ぶことのできるギャラリートーク、さらには足踏み式ミシンを体験するワークショップなど、多様なプログラムが用意されています。特に、体験学習室でのワークショップは、参加者が実際に手を動かして学べる貴重な機会であり、事前申し込みが必要ですので、お忘れなく。

明石の歴史的背景を感じることのできるこの展示は、まさに地域の文化を守り続ける重要な役割を果たしています。戦争や生活の激動の中で生き抜いた新八さんが描き出した明石の昔の姿に、ぜひ触れてみてください。彼の手記を通して、あの時代の人々の心の声を聞くことができるでしょう。

明石市立文化博物館へのアクセスは、JRまたは山陽電鉄「明石」駅から徒歩5分です。文化博物館で、昭和の生活に思いを馳せるこの特別な時間をお楽しみください。


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会社情報

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株式会社小学館集英社プロダクション
住所
東京都千代田区神田神保町2-30昭和ビル
電話番号
03-3515-6900

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