2025年6月の中古一戸建て市場価格は首都圏で上昇し続ける

2025年6月の中古一戸建て市場価格動向

不動産情報サービス「LIFULL HOME'S」による最新のマーケットレポートが発表されました。このレポートでは、2025年6月の中古一戸建て市場の動向が詳しく解説されています。特に注目すべきは、首都圏と近畿圏での新たな価格上昇の傾向です。

首都圏の価格回復

首都圏における中古一戸建ての平均掲載価格は、3,726万円となり、前年同月比104.5%の増加を記録しました。これは2023年12月以来、18ヶ月ぶりに3,700万円台に回復したことを意味しています。特に東京都心、つまり東京23区では、平均価格が8,302万円（前年同月比109.2%）に達し、他のエリアを圧倒しています。「横浜市・川崎市」も見逃せない地域で、4,564万円となり、前年同月比での上昇率は103.7%に達しています。あらゆる指標において、都心部がこの価格上昇を主導しています。

近畿圏の新記録

一方、近畿圏では中古一戸建ての平均掲載価格が2,524万円に達し、前年同月比102.4%の増加を記録しました。これは2023年4月以来、なんと26ヶ月ぶりに過去最高値を更新する結果となりました。大阪市も例外ではなく、3,516万円（前年同月比114.8%）、これで7ヶ月連続して過去最高価格を更新しています。やはり都心部が市場を牽引する形が続いています。

エリア別の動向

首都圏のエリア別では、東京都心の6区や23区のその他のエリア、さらに神奈川県、埼玉県、千葉県が詳述されています。近畿圏では大阪府、兵庫県、京都府、愛知県といったエリアのデータが重要視されています。レポート内では、各地域ごとの詳細なデータも提供されていますので、興味がある方はぜひLIFULL HOME'Sの公式サイトをチェックしてください。

今後の展望

2025年度のマーケットレポートには、さらなる価格動向や賃料動向、あるいは中古マンション価格の動向も含まれています。これにより、今後の不動産市場の動向をあらかじめ把握し、将来的な住宅選びに役立てることができます。各月のレポートを通じて、投資や購入を検討している方々に、リアルタイムで市場の変化を追うことが可能です。