国産レモン生産の新たな挑戦！レモニティが次世代農業を実現

新たな国産レモン生産を目指して

2025年9月3日、静岡県静岡市に新たに設立されたのが『株式会社LEMONITY』。この農業法人は、国産レモンの生産振興を目指し、鈴生グループとポッカサッポロ、Wismettacが手を組んで誕生しました。この取り組みは、日本の果樹農業の未来を切り拓くための重要なステップとなります。

鈴生グループは、これまでレタスや枝豆などの大規模生産を手掛け、農福連携を活かした太陽光型植物工場の運営を行ってきました。しかし、果樹分野に目を向けると、2030年には生産者が40％以上減少する予測が立てられており、国産果樹の供給が危機的な状況にあることが懸念されています。そのため、鈴生は新たな事業機会として、遊休農地や茶畑跡地を活用したレモン栽培に挑むことを決定しました。

目指すは地域農業の再生

議論の余地なく、レモンは日本での消費量が多いため、輸入に依存している現状があります。鈴生グループは、国産レモンを安定供給することで、『地域の農地再生』『果樹振興』『次世代農業人材育成』へと貢献し、自らの生産者支援へとつなげていく考えです。

新会社『LEMONITY』は、広島県江田島市および静岡県磐田市を中心にレモンの産地を拡大していきます。革新的な機械化や新しい栽培方法を導入し、より持続可能なレモン生産モデルを確立することを目指しています。初年度は10ヘクタールから生産をスタートし、10年後には生産面積を100ヘクタールまで広げていく計画です。収穫されたレモンは、ポッカサッポロとWismettacを通じて販売される予定です。

サステイナブルな農業のビジョン

この新しい取り組みは、世界でも競争力のあるバリューチェーン一体型果樹モデルの確立を目指しています。持続可能な農業は、未来の農業の選択肢として重要であり、LEMONITYの存在がその一助となることでしょう。

企業概要

- 株式会社LEMONITY

代表者：鈴木貴博（代表取締役社長）
設立：2025年9月3日
所在地：静岡県静岡市葵区下 1108-8
事業内容：農産物の生産・加工・販売

鈴生はとしても、果樹栽培の重要性を認識しており、果物や野菜の持続可能な生産方法について常に模索しています。今後のレモン生産が地域や農業全体にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。持続可能な社会を実現するための新しい農業の可能性が、LEMONITYによって描かれることを期待しています。