グローバル人材採用で介護業界の未来を切り拓くケアパートナー
ケアパートナーがグローバル人材採用を加速する理由
介護人材の不足が深刻化する日本において、ケアパートナー株式会社は新たな一歩を踏み出しました。2025年4月から、外国人介護人材の本格的な採用を拡大し、2029年までに1,000名の特定技能者を採用する計画です。この背景には、日本の超高齢化社会の現実と、介護業界の労働力不足という深刻な問題があります。
日本の高齢化率の上昇と介護ニーズの増加
「令和7年度版厚生労働白書」によれば、2025年には高齢化率が29.6%に達し、これに伴い医療・福祉の現場での人材確保が急務とされています。特に2040年度には、約272万人の介護職員が必要とされ、その不足人数は57万人に達すると予測されています。
そのため、外国人介護人材の採用はますます重要な選択肢として浮かび上がっています。ケアパートナーも、社内の生活・就労環境をグローバルに対応させることが求められています。
外国人労働者の現状と増加傾向
2023年10月時点で、国内の外国人労働者は約230万人に達し、その中で医療・福祉分野に従事する者は11万6千人にのぼります。介護分野においても、特定技能などを持つ人材の需要が高まっています。ケアパートナーでは、142人の外国人スタッフを迎える計画を立て、その半数以上がインドネシアやミャンマーから来日予定です。
外国人介護人材の採用に向けた取り組み
ケアパートナーは、外国人スタッフに対する働きやすい環境を提供することに力を入れています。具体的な取り組みとして、以下のような施策があります。
1. インターンシップ制度の充実
海外の学生向けインターンシップを促進し、語学力や仕事理解力の向上を図ります。インターン期間中には報酬が支給され、ケアパートナーの物件に住むことができるため、安心して生活しながら働くことができます。
2. キャリアアップ研修制度
内定者は母国で3か月間の介護サービス研修を受け、来日後には実践研修を経て、介護資格取得が目指せる仕組みが整っています。日本独自の礼儀作法なども学び、業務に必要なスキルを習得させるためのキャリアアッププログラムも提供されています。
3. 母国語によるサポート体制
母国語でサポートできるスタッフを本社に配置し、業務や生活全般の相談に応じる体制が構築されています。これにより日本での生活に不安を抱える外国人スタッフが安心できる環境を整えています。
4. ダイバーシティの尊重
宗教的配慮や食事の制限に関しても配慮が行き届いており、職場における多様性を尊重することが重視されています。互いの文化を理解し合うことで、より良い職場環境を整えています。
ケアパートナーの未来
今後、ケアパートナーはさらなる取り組みを進め、日本の超高齢化社会において多様な人材が活躍できる職場を提供していく方針です。介護の質を向上させ、もっと多くの人が安心して生活できる社会作りに寄与するため、外国人労働者の採用と育成に努めます。
これからの医療・福祉現場における人材確保のカギを握るのは、間違いなくグローバルな人材です。ケアパートナーの取り組みから目が離せません。
会社情報
- 会社名
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ケアパートナー株式会社
- 住所
- 東京都港区港南2-16-1品川イーストワンタワー21階
- 電話番号
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03-6404-8111