星槎大学との連携による新たな支援の形
生活協同組合パルシステム神奈川は、12月11日に川崎市宮前区にある配送センターにて、星槎大学との協定に基づく事例検討会を開催しました。この会では、障害者雇用を推進するための多様な支援方法が論じられ、参加した職員がその理解を深める貴重な機会となりました。
多様な特性を持つ職員に寄り添う支援
この検討会は、毎月行われているもので、今回の講師には星槎大学の共生科学部専任教授、平雅夫さんを迎えました。平教授は、実際の福祉現場での経験をもとに、特に就労支援担当者への具体的なアドバイスを提供しました。前回の物流施設見学会における経験を振り返り、そこから得た学びを元に、どのように支援者が職員を助けることができるかを探りました。
例えば、見学会では障害を持つ職員がパルシステムの物流拠点を訪れており、待ち合わせの際には不安から早めに集合した職員も見受けられました。平教授は、時間に対する感覚の違いについて説明し、支援者が事前に状況を説明する重要性を強調しました。
支援への理解を深めるために
移動中には、緊急連絡のために支援員が電話をする場面がありましたが、車内での通話がマナー違反とされる文化との摩擦もありました。平教授は、ルールについての明確な理解が必要であると述べ、職員が安心して意見を言えるように配慮することの重要性についても触れました。
さらに、センター見学中に質問が相次ぐ職員に対しても、事前に質問数のルールを決めることが奨励されました。職員が積極的に質問できる環境を整えることが、彼らのモチベーションを高めると同時に、支援の質を向上させることにつながります。
障害者雇用推進に向けた取り組み
生活協同組合パルシステム神奈川と星槎大学は、2025年に向けて、障害者雇用を促進するための包括的連携協定を締結しています。この協定は、障害を持つ職員へのメンタルケアや教育、研修の提供を目的に掲げています。これまでに実施されてきた「アンガーマネジメント研修」など、具体的な研修プログラムが展開されています。
今後、パルシステム神奈川では、障害の有無に関わらず全ての職員が安心して働ける環境を整え、共生社会の実現に向けた取り組みを続けます。また、2025年の国際協同組合年を機に、地域内の多様な組織との連携をさらに深め、誰もが活躍できる社会を目指します。
最後に
このように、若干の課題はあるものの、星槎大学との協働によって、パルシステム神奈川は障害者雇用の推進に向けた試みを行っています。職員一人一人が持つ特性に寄り添った取り組みが、今後どのように進化していくのか、引き続き注目される所です。