サタパナ銀行の誕生
2016-05-16 13:17:22

カンボジアの金融業界に革新をもたらすサタパナ銀行の誕生

カンボジアの金融業界に革新をもたらすサタパナ銀行の誕生



カンボジアの金融シーンに新たな風が吹き込まれました。株式会社マルハンのグループ会社であるマルハンジャパン銀行とマイクロファイナンスのリーディングカンパニーであるサタパナ社が統合し、新たに『サタパナ銀行(SATHAPANA Bank Plc.)』としてスタートを切ったのです。この統合により、サタパナ銀行はカンボジア国内で第2位の商業銀行としての地位を確立しました。

統合の発表とオープニングセレモニーは、2016年4月22日にプノンペンのソフィテルで盛大に行われました。中央銀行のチェア・チャント総裁は「この統合はカンボジアの銀行機能の発展を証明するものであり、経済成長や貧困削減に寄与することを期待する」と述べ、サタパナ銀行の成功を祈念しました。

一方、隈丸優次在カンボジア日本国大使は「サタパナ銀行はその経験と知識を活かしてカンボジアの経済発展に大きな影響を与える」と展望を語りました。サタパナ銀行は、この組織統合によってカンボジア全土に160の拠点を持つこととなり、さらなる成長を目指します。

サタパナ銀行の強みと展望



サタパナ銀行は、統合後に資本金が1億2000万ドル、総資産が7億3100万ドル、総融資が5億4700万ドル、預金総額が3億8000万ドルという印象的な数字を誇ります。また、73箇所のATMと3,458名の社員を擁し、その力を背に新たなサービス提供に挑みます。本店はプノンペンの中心部に位置し、韓昌祐氏が取締役会長を務め、ブン・モニー氏がCEOに就任しました。

この新銀行は、商業銀行とマイクロファイナンス機関が持つ強みを活かし、貧困撲滅に向けた金融サービスを提供することを目指しています。特に中小企業向けの融資やマイクロファイナンスの拡大に取り組む計画です。これにより、カンボジア国民の生活水準向上に貢献することを強く表明しています。

カンボジアの金融業界におけるサタパナ銀行の立ち位置は、地域密着型のサービス提供だけでなく、グローバル市場との橋渡し役としても重要です。これまで地場のNGOとしての役割を果たしてきたサタパナ社は、マイクロファイナンス業界のパイオニアとして多くの低所得者層に資金調達の手段を提供してきました。

マルハングループのビジョン



マルハングループがカンボジアで金融事業を展開する背景には、ハングリー精神とチャンレジ精神があります。同社はカンボジア人の生活水準向上を支援し、国全体の発展に寄与する使命を持っています。『サタパナ』という名はクメール語で「築く」を意味し、まさにこれからのサタパナ銀行の役割を象徴する名称です。

サタパナ銀行は今後も、地域の皆様とともにカンボジアが抱える様々な社会的課題に取り組み、未来へ向けて歩んで行くことでしょう。まずは、日々の生活に密着した金融サービスを通じて、カンボジア国民に信頼される銀行を目指します。カンボジアの輝かしい未来に向け、サタパナ銀行は歩み続けるのです。

会社情報

会社名
株式会社マルハン
住所
東京都千代田区丸の内1-11-1パシフィックセンチュリープレイス丸の内28階
電話番号

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