ネパール植樹の成果
2024-08-02 16:12:05

四半世紀にわたるネパールの植樹活動と宮脇式の成果

植樹活動の概要


1999年から始まった山田養蜂場によるネパールでの植樹プロジェクトは、四半世紀を超える活動の中で48万本以上の木々を植える成果を上げ、地域の自然環境の回復に寄与しています。最近では、カトマンズ近郊のチャカンドール地区において、6,500本の苗木を植樹し、7月27日には現地のインターナショナルスクールの生徒を含む150人以上が参加して植樹祭を開催しました。

この地域では、2019年からの6年間で21,000本の苗木が植えられ、選ばれた樹種は現地の気候や風土に適した在来種です。成長した木々は、地域の生物多様性を支え、豊かな「ふるさとの森」を形成しています。さらに、来年以降の植樹予定地となるスワヤンブナート寺院でも試験的に1,000本の苗木が植えられる予定です。

宮脇式植樹の効果


山田養蜂場の植樹活動は、植物生態学者・宮脇昭氏が提唱した「宮脇式植樹」を基盤としています。この方法は、土地本来の植生に基づいた在来種を密植・混植することで、植物の自然な成長を促し、自然災害に強い森の形成を目指しています。その結果、ネパールの植樹地では短期間で豊かな森林が再生しています。

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植樹当時の様子(2019年)
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5年後の様子(2024年)

地域への教育と継承


今年の植樹祭では、宮脇氏の後継者である横浜国立大学名誉教授・藤原一繪氏とネパールの植物生態学者・マヘンドラ・ナス・スベディ氏が植樹の意義や手法について地域の人々に講演を行いました。こうした教育活動は毎年行われており、植樹活動と合わせて地域住民への指導が続けられています。

活動の背景と展望


山田養蜂場の植樹活動は、1998年に始まりました。当初のきっかけは、ネパールでのアジア養蜂会議で、森林伐採による環境問題とそれによる土砂崩れの実態を目の当たりにしたことでした。1999年から本格的に植樹を始め、2001年からは宮脇式植樹を実践するようになりました。その後も、国内外で231万本以上の植樹を行っています。

当社は、「自然との調和」を理念に掲げ、未来の世代に豊かな自然環境を引き継ぐ責任を感じており、今後も植樹活動を通じて自然環境の復元に貢献していきたいと考えています。

宮脇昭氏と藤原一繪氏のプロフィール


宮脇 昭氏(1928年~2021年)
岡山県出身で横浜国立大学名誉教授。潜在自然植生に基づく植樹を行い、国内外で4,000万本を超える植樹を実施。

藤原 一繪氏(1944年生まれ)
横浜国立大学卒業後、フランス中央研究機関などで研究。エコロジーを基盤にしながら、持続可能な森づくりに携わっています。


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会社情報

会社名
株式会社 山田養蜂場
住所
岡山県苫田郡鏡野町市場194
電話番号
0868-54-1971

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