ispaceの月面着陸
2025-06-04 10:23:30

民間初の月面着陸、ispaceミッション2が着陸時間を更新!

日本初の民間月面着陸計画、ispaceの最新情報



今年の6月、宇宙開発企業のispaceが実施するMission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”の月面着陸予定時刻が発表されました。新たに設定された着陸時刻は、2025年6月6日(金)の午前4時17分(日本時間)。これは、当初の予定よりも7分早まったことになります。この挑戦は、民間企業として日本初、アジア初の月面着陸を果たすかもしれない歴史的な瞬間です。

着陸予定地点とミッションの進捗



新たに定められた着陸地点は、Mare Frigoris(氷の海)の中心部、北緯60.5度、西経4.6度となっています。ispaceのエンジニアたちは、東京・日本橋に設けられたHAKUTO-Rミッション・コントロール・センターからの指示を受け、5月28日にミッション運用計画に基づく軌道制御を行いました。10分間にわたる主推進系の燃焼を実施し、その後、必要な速度や軌道の調整を行って、着陸時刻の変更を決定しました。

ミッションのリアルタイム配信



ispaceは、この重要な瞬間を多くの人々と分かち合うため、日本、アメリカ、ルクセンブルクの拠点にいる従業員やその家族、関係者の皆さんと共に、ミッション2の月面着陸を見守るためのライブ配信を行います。公式YouTubeチャンネルでは、6月6日の午前3時10分からリアルタイムで配信予定です。成功すれば、日本とアジアの宇宙探索の新たな一歩として、多くの人々にとって記憶に残る出来事となるでしょう。

ispaceについて



ispace株式会社は、2010年に設立され、月面資源開発を目指す宇宙スタートアップ企業です。「人類の生活圏を宇宙に広げ、持続可能な未来を創造する」をビジョンに掲げ、現在では東京、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で約300人のスタッフが活躍しています。特に、同社のHAKUTOというプロジェクトは、Google Lunar XPRIZEのファイナリストとして有名です。

ispaceは、民間企業が月での事業を展開できる環境を整えることを目的としており、高頻度かつ低コストの月への輸送サービスを提供することを目指して、最新の技術を駆使した小型ランダーを開発しています。さらに、月面探査用のローバーも手がけ、これらのミッションを通じて貴重なデータを取得し、その結果を次のミッションに活かすことで、宇宙探査の未来を切り拓いています。

ミッション1の成功を受けて、Mission 2ではさらなる精度が求められる月面輸送サービスの提供を行い、その成果はNASAの「アルテミス計画」にも寄与することが期待されています。ispaceが打ち立てたこの新たな道は、宇宙探査の未来に向けての一歩となり、各国の宇宙開発の競争に新しい風を吹き込むことでしょう。

まとめ



このような挑戦は、宇宙開発に携わるすべての人々にとって希望の象徴です。2025年のミッション2が成功することで、宇宙における人類の可能性が大きく広がることを願ってやみません。日本の宇宙開発が新たな歴史を刻む瞬間を、ぜひお見逃しなく。


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会社情報

会社名
株式会社ispace
住所
東京都中央区日本橋浜町3-42-3住友不動産浜町ビル3F
電話番号

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