利島の魅力とその歴史
東京から南に約140kmの場所に位置する利島は、化学肥料や化学農薬を使わない有機栽培が行われていることで知られています。ここは日本有数の椿油の産地として、江戸時代から250年以上もその伝統を受け継いでいる場所です。現在、人口はわずか300人で、島の約80%を椿の木が占め、その数はなんと20万本にも及びます。
椿産業の現状と未来への挑戦
利島の椿産業は現在、大きな転換期を迎えています。生産農家の高齢化や後継者不足、自然災害の影響などが課題とされています。椿は年によって豊作・凶作が不定期に繰り返されるため、安定した生産高を保つことが難しく、すべての生産者がその影響を受けています。しかし、そんな中でも利島農業協同組合は「利島の椿産業を未来へ繋ぐ」ことを目指して、農家のサポートや新しいアイデアを模索しています。
最近では、特に豊作に恵まれた今シーズンを活かし、大容量ボトルのオーガニック椿油を新たに発売することが決定しました。この製品は、丹精込めて栽培された利島産の椿油を広く知ってもらい、その購入を通じて農家への還元を目的としています。
利島の自然と椿栽培
利島の椿栽培は、環境に配慮した方法で行われています。一般的な収穫方法である「もぎり採り」ではなく、椿の実が熟れて自然に落ちたものだけを収穫し、一粒一粒丁寧に手で拾っています。この厳選された種子から作られるのが、オーガニックの「神代椿」です。これにより、椿油の品質が保たれ、自然と共存した持続可能な産業が実現されています。
オーガニック「神代椿」とその特徴
利島の椿油製品の中で特に注目されているのが、「神代椿-金-」です。この商品は藪椿の種子を100%使用したオーガニックオイルであり、滑らかな質感とほのかに香るナッツの風味が特徴です。髪のダメージケアやスキンケアとしても活用できるため、多くの方々に愛されています。
椿油の購入方法とお問い合わせ
今回の大容量ボトルは4月1日に利島農業協同組合のECサイトにて販売されます。愛用者からの期待も大きく、長らく待たれていた製品とも言えるでしょう。この機会に、利島の椿油を手に取ってみてはいかがでしょうか。
詳しい購入情報は
こちらからご確認いただけます。
また、生産者や商品に関する問い合わせは利島農業協同組合へのメールまたは電話で行うことができます。
- - 所在地:東京都利島村13
- - 代表理事組合長:柴田敦史
- - 電話:04992-9-0026
利島での椿産業の取り組みは、その伝統を守りつつ、持続可能な未来へと向かって邁進しています。自然の恵みを活かした椿油をぜひ体験してみてください。