BTMとテックピット、エンジニアリソース調達支援の新サービス提供開始
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、IT業界では様々なプロジェクトが多様化し、その要求が高度化しています。この流れを受け、株式会社BTM(本社:東京都渋谷区)と株式会社テックピット(本社:東京都千代田区)が新たに協業を開始し、エンジニアリソース調達を支援するサービスを立ち上げました。
協業の背景
1.
プロジェクトの多様化と高度化
DXの影響で、SI企業には従来のシステム構築に加え、クラウド・AI・IoTといった新技術に対応する能力が求められています。これにより、必要なスキルセットはますます多様化しており、各プロジェクトに必要な技術力を持つ人材の確保がますます重要になっています。
2.
スキルとリソースの不足
多様なスキルを持つエンジニアが不足しているため、多くのSI企業は機会を逃す懸念があります。特に、新技術分野でのノウハウや即戦力のエンジニアの確保が難しく、事業の成長を阻害しています。
3.
スキルベースでの人材戦略と調達
スキルを明確にしないまま人材を確保しようとすると、ミスマッチやコストの増加を招く恐れがあります。そこで、SkillDBが持つ必要スキルの可視化機能とBTMのネットワークを組み合わせることで、これらの問題に対処します。
協業の具体的内容
SkillDBによるスキルマネジメント
テックピットが展開するSkillDBは、エンジニアのスキルを可視化し、それに基づいてプロジェクトに必要なスキルを定義します。このプロセスを通じて、SI企業はプロジェクトごとの要件を整理し、スキルギャップを明確化。これにより、受注可能な案件の幅を広げる助けとなります。
BTMによるエンジニアリソースの提供
BTMは、日本全国に展開する多様なエンジニアネットワークを持ち、クラウドやAI、IoTなど、特定分野での専門知識を持つプロフェッショナルを迅速に提供できます。SkillDBで明らかになったスキルの不足を補完する形で、必要なリソースを確保。これにより、SI企業は新たな領域への挑戦や受注の拡大を迅速に進められます。
ワンストップソリューションの提供
「どのプロジェクトに必要なスキルがどれほどか」を明確にすることで、必要な人材の確保がスムーズになります。これによりミスマッチのリスクを低減しつつ、人材戦略と調達を統一することで、SI企業にとってのプロジェクト品質の向上やコストの最適化、そして組織力の強化を同時に実現します。
期待される効果
全体として、必要スキルの明確化と最適な人材の確保により、プロジェクトの成功率や品質が向上し、顧客満足度の向上に貢献します。また、新たな分野に挑戦する際の受注機会を拡大し、企業の業績も向上するでしょう。
さらに、SkillDBを通じて自社のエンジニアを育てることができ、不足スキル部分は外部リソースが迅速に補填できる“ハイブリッド体制”の構築が可能に。
まとめ
テックピットとBTMの協業により、SI企業が直面する様々な課題にアプローチ。今後も両社はこの内容を深化させ、DX推進や新技術への対応力強化を図っていきます。時代にぴったりフィットしたエンジニアリソースの調達支援を通じて、SI業界全体の成長をサポートしていくことでしょう。