サステナブル・シーフード・ウィーク2024
2024年10月1日から31日までの期間、持続可能な漁業と養殖を推進する「サステナブル・シーフード・ウィーク2024」が開催されます。このキャンペーンは、非営利団体であるMSC(海洋管理協議会)ジャパンとASC(水産養殖管理協議会)ジャパンによって実施されます。11年目を迎えるこのイベントは、持続可能な水産物を選ぶことの重要性を広く一般に伝えることを目的としています。
イベントの主な内容
今回のキャンペーンのテーマは「選んで守ろう、魚の未来」です。MSCジャパンとASCジャパンは、様々な企画を用意し、特に小中学生を対象とした教育イベントを名古屋港水族館で実施する予定です。教育イベントは10月12日(土)に行われ、海洋環境の保護や持続可能な水産物の選び方を学ぶ機会を提供します。このイベントは特に若い世代に向けて、海の未来について考えるきっかけとなるでしょう。
参加方法と賞品
キャンペーン期間中、MSCラベル付きの商品を購入し、その情報をSNSで共有する参加者には、魅力的な賞品が用意されています。具体的には、MSCジャパンの公式Xアカウントをフォローし、MSCラベルの商品について投稿することで応募できます。A賞には海洋プラスチックを使用したバッグ、B賞には「MSCオリジナルさかなかるた」が用意されており、楽しみながら持続可能な水産物の選択に貢献できる仕組みが整っています。
海のエコラベルの意義
MSCの「海のエコラベル」は、持続可能な漁業によって捕獲された水産物にのみ付与される厳しい認証制度です。2022年度には、世界66カ国で20,000品目以上が認証されており、日本国内でも700品目以上が流通しています。MSCラベルのついた商品を選ぶことで、私たちの消費行動が持続可能な漁業の推進につながり、海洋環境保護に寄与することができます。このように、消費者一人一人の選択によって、未来の海を守ることが可能です。
教育イベントの詳細
名古屋港水族館での教育イベントでは、サステナブル・シーフードの重要性についてクイズ形式で解説される予定です。参加者は、海洋環境と未来の食卓に与える影響を理解し、新たな知識を得ることで、今後の消費行動に役立てることが期待されます。この機会を通じて、持続可能な漁業の大切さを知ってもらうことが、次世代の食文化を育む一助となるでしょう。
結論
「サステナブル・シーフード・ウィーク2024」は、持続可能な水産物の選択を促進するための重要なイベントです。海を守るために、私たち一人一人が意識して行動することが不可欠です。このキャンペーンを通じて、持続可能な水産物を選ぶことが、私たちの未来にどのようにつながるのかを考え、実践していきましょう。