ラッキーコーヒーマシンが手掛ける新たな極み、La Marzocco『Strada X』の登場
ラッキーコーヒーマシン株式会社が、イタリアの名門エスプレッソマシンブランド「La Marzocco」の最高峰セミオートエスプレッソマシン『Strada X(ストラーダ X)』の販売を開始しました。約100年の歴史を有するLa Marzocco社の技術と、コーヒーのプロフェッショナルのニーズに応えた最新モデルが誕生した背景を探ります。
『Strada X』の特長
『Strada X』は、コーヒー専門家向けに設計されたフラッグシップモデルで、先代モデル『Strada EP』の基本性能を受け継ぎつつも、新たな機能と技術を融合させています。ストレートイン・ポルタフィルターやスマート・サチュレーション、重量式プロファイリングなど、最先端の機能が多数搭載されています。それにより、エスプレッソの芳醇な味わいを最大限に引き出し、高い再現性と品質管理が実現しています。
先進的な機能
- - ストレートイン・ポルタフィルター: この技術により、バリスタはポルタフィルターを簡単に装着できるため、効率的な作業が可能になります。その結果、作業のスピードアップに貢献し、手首の負担も軽減されます。
- - スマート・サチュレーション: 自動化されたプレインフュージョン機能により、エスプレッソ抽出開始時に低圧での蒸らしが行われます。これにより、コーヒー粉の湿度を均一に保つことができ、圧力を上げるタイミングも自動で判断されます。これにより、品質が安定するだけでなく、全体のプロセスがスムーズに進行します。
- - 重量式プロファイリング: エスプレッソの抽出量をリアルタイムで測定し、目標に基づいて圧力プロファイルを調整するこの機能により、バリスタは自身の技術を発揮しやすくなります。最適な圧力で淹れることで、コーヒーの品質をより高められます。
多彩な抽出モード
『Strada X』は、「マニュアル」「プロファイル」「AV(Auto Volumetric)」の3つの抽出モードを提供しています。バリスタの熟練度や店舗のニーズに合わせて選べるため、多様なシチュエーションにも柔軟に対応可能です。特にプロファイルモードを使用することで、マニュアルで設定した抽出プロファイルを再現することが簡単にできます。これはバリスタにとって革命的な機能と言えるでしょう。
さらなる特長
このマシンは独立ボイラーシステムを備えており、グループごとの温度調整も得意としています。最大15個の圧力プロファイルを保存でき、各グループヘッドには可変圧力モーター付きポンプが装備されており、複数の異なる圧力のプロファイリングを同時実行できます。これにより、バリスタはさらなる技術向上を図ることが可能となります。
La Marzocco社の背景
La Marzocco社は、1927年にイタリアのフィレンツェで設立され、多くの革新的な技術を歴史の中で生み出してきました。特にエスプレッソマシンのハンドメイド製造において、そのクオリティの高さは世界中で評価されています。『Strada』シリーズは2007年にプロフェッショナルコーヒーの専門家たちとの共同プロジェクトの成果として誕生したもので、今後の発展も非常に楽しみです。
結論
ラッキーコーヒーマシンの『Strada X』は、コーヒーのプロにとって新たな可能性をもたらす製品です。高品質なエスプレッソを求める方々にぜひ手に取っていただきたい一台と言えるでしょう。この機会に、『Strada X』による新たなエスプレッソ体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。