新機能の登場で業務効率が大幅向上
エニワン株式会社が提供する工務店や住宅会社向けの管理システム「AnyONE」が、新たな機能をリリースしました。この機能は協力業者への電子発注および請求受付をシステム化するもので、業務の効率化を進めるものです。特に、工事発注から請求書管理に至るまでの流れをスムーズにし、働き方改革を実現する手助けをします。
元請けとなる工務店や住宅会社にとって、1棟の住宅工事につき発注する協力会社は50から100社に達することもあります。そのため、協力業者から送られる請求書は100枚を超えることが多く、この膨大な請求書を処理するため経理部門や工務部門など複数の部門にわたって確認作業が求められます。このような状況は、業務負担を大きくし、月末の請求処理時期には残業が常態化する要因となります。
加えて、請求書の送信確認や支払い可否のチェックなどの作業も発生し、業務の煩雑さがさらに加速しており、二重支払いや支払い漏れといったミスを引き起こす原因ともなっています。このような問題に対し、AnyONEは新機能の導入によって解決策を提案しています。
AnyONEが提供する新しいワークフロー
新しく導入された電子発注および請求受付機能では、元請け会社がAnyONE上で作成した見積もりや実行予算をもとに、登録されている協力会社に直接工事を発注できます。そして、協力会社にはメールを通じて工事発注の通知が送られ、専用ウェブサイトで詳細を確認することができます。
工事が完了した後、請求書は元請け会社にもメールで通知され、専用ウェブサイトにて請求内容を確認できる仕組みです。この機能により、請求承認や差し戻しが可能となり、発注した工事に対応した請求書の精査が容易に行えます。さらに、工事が実際に行われた状況に応じた分割請求の受け入れも可能なため、より柔軟な対応が可能です。これにより、請求書の受領確認や請求内容を複数部門で精査する負担が軽減され、業務の効率化が実現されます。
事故のリスクを低減する仕組み
このシステム化により、業務の繁忙期における残業や煩雑な作業が減るため、二重支払いや支払い漏れなどの事務ミスを大幅に抑えることが期待されます。新機能によって業務プロセスの効率化が達成されることで、多くの工務店や住宅会社は、より生産的な業務環境を手に入れることができるでしょう。
AnyONEについての詳細
「AnyONE」は、工務店や住宅会社向けの包括的な管理システムです。顧客情報、物件管理、工事の進捗確認、さらには原価や粗利の管理まで、様々な業務を一元的に管理するためのサポートツールとして機能しています。このシステムは2010年に初めてリリースされ、使いやすさを追求しつつ、導入と活用におけるサポートも徹底して行っています。その結果、2024年には導入企業が3400社を超えるに至りました。
まとめ
新たに導入された電子発注および請求受付の機能は、工務店や住宅会社にとって業務効率を高め、働き方を一新するきっかけを提供します。エニワン株式会社は、今後も革新を続けることで、業界全体の業務改善に貢献できることでしょう。