新たなガストロノミー体験を提供するオーベルジュ「VILLA COMMUNICO」
2024年9月12日、古都奈良に全5室のオーベルジュ「VILLA COMMUNICO」がオープンします。この新たな宿泊施設は、奈良公園内の若草山の麓に位置し、地域の自然と食文化を大切にしながら、ユニークな宿泊体験を提供します。開業に先立ち、9月9日にはオープニングレセプションとメディア向け内覧会が行われ、注目が集まっています。
「VILLA COMMUNICO」は、2022年と2023年にミシュラン奈良特別版で1つ星を獲得したレストラン「communico」のオーナーシェフ、堀田大樹氏が監修するガストロノミーオーベルジュです。この施設は、長年多くのお客様に親しまれた東生駒の小さなレストランから移転してきました。シェフのこだわりが詰まった空間で、奈良の魅力を再発見する機会を提供します。
自然のエレメントを大切にした客室とラウンジ
宿泊施設には、自然を構成する5つのエレメント、火、水、土、風、木をテーマにした客室が用意されています。また、大正時代を感じさせるラウンジも完備されており、四季折々の美しい景色を楽しみながら過ごすことができます。若草山が見える特別なロケーションで、古都に沈む美しい夕日を眺めたり、朝日で目を覚ますなど、心の豊かさを体感できる空間となっています。
料理の中心となるのは、オープンキッチンを備えたレストランです。若草山の山焼きに着想を得た薪台を使い、原始的な薪火で料理を仕上げるというユニークなスタイルが特徴です。シンプルな内装は料理に集中できるように設計されています。
地元の素材を生かした最高の料理
VILLA COMMUNICOでは、奈良の地元生産者との連携を重視し、新鮮で厳選されたローカル食材を使用した料理を提供します。加えて、発酵や熟成などの技法を駆使し、奈良の文化を表現した郷土料理にも力を入れています。料理を通じて、訪れる人々に歴史と文化の深さを知っていただくことを目指しています。
施設概要
- - 開業日: 2024年9月12日(木)
- - 所在地: 奈良県奈良市雑司町486-5
- - 客室数: 5室
- - 料金: 1泊2食付き67,000円(税込)~/人(大人2名利用時)
- - アクセス: 近鉄奈良駅からタクシーで約10分、徒歩で約30分
- - 予約開始: 2024年9月5日(木)より公式サイトで開始予定
将来の展望
VILLA COMMUNICOの開業は、株式会社narrativeの「narrative gastronomyプロジェクト」の一環として位置づけられています。このプロジェクトは、地域の食文化を発展させることを目指しており、地元の古民家や食材を活かした新たな商品や体験の創造に取り組んでいます。
オーナーシェフの堀田氏は奈良の食文化の未来を担う若い才能の育成も重要だと考えており、これからの取り組みを通じて多くの喜びを提供したいと意欲を燃やしています。
VILLA COMMUNICOは、奈良の自然と食に囲まれながら、豊かな体験を求めるあらゆる人々にこの場所での特別なひとときを届けてくれることでしょう。