2025年都議選意識調査
2025-05-20 19:52:29

2025年東京都議選に向けたオンラインでの意識調査結果

2025年東京都議選に向けたオンライン意識調査の結果



2025年6月に行われる東京都議会議員選挙を前に、紀尾井町戦略研究所株式会社(KSI)が実施したオンライン調査の結果が公開され、都民の投票意向や関心政策が明らかになりました。調査は、2023年5月の7日と8日に、都内在住の18歳以上の1,000人を対象に行われ、今後の選挙の行方を占う重要なデータが集まりました。

調査結果の要点


新たな選挙を迎えるにあたり、都民の反応はどうだったのでしょうか。まず、投票意向についての質問では、43.2%が「必ず投票に行く」と回答しました。年代別に見ると、特に70代以上ではこの割合が60%を超え、選挙への関心の高さが伺えます。一方で、「投票に行かない」という選択肢を選んだ人は8.8%にとどまり、ある程度の関心があることもわかります。

投票先政党の動向


投票したい政党についての質問では、国民民主党が10.1%と最多で続いて自民党が6.7%、で都民ファーストが4.7%、れいわ新選組が4.0%、立憲民主党が2.7%といった結果に。国民民主党は、この調査結果からみても若年層を中心に強い支持を集めていることがある程度確認できました。

興味深いのは、年齢層別に見ると国民民主党が50代以下で強い支持を得ているのに対し、自民党やその他の政党は70代以上に支持者が多いことです。このように、年齢によって投票希望政党が異なる傾向が見受けられます。

高まる政策への関心


都議選において重視されるべき政策の調査結果では、「物価高対策」が70.2%や、「政治とカネの問題」が40.2%という結果が見られ、失業や給与の低下に対する対策を求めていることが浮き彫りになりました。次いで「経済活性化、産業振興」が39.4%となっており、経済面での関心が非常に高いことが示されています。

投票を考える際の基準としては、「公約や政策」を重視する声が63.0%で最多を占めました。実績や経歴も重要視されていますが、政策そのものが多くの人の投票行動に影響を与えているのです。

ベテランと若手候補の受け止め


選挙区において「実績と経験が豊富なベテランの男性」と「改革を訴える若手の女性」が候補にいる場合の調査では、若手の女性への支持が56.2%に対し、ベテラン男性は43.8%という結果が出ました。この傾向は年代によって異なり、10代から30代で若手が好まれる一方、70代以上ではベテランが選ばれる傾向にありました。

これに関連して、議席数を持つ政党についても疑問に思う声が集まっています。自民党が議席を維持するかどうかについて、48.4%が「維持しない」との回答をしています。

「再生の道」への期待


最後に、昨年の東京都知事選で無所属で立候補した石丸伸二氏が設立した地域政党「再生の道」について、興味深い結果が得られました。期待している人の割合は19%ですが、62%が期待しないと回答しました。この地域政党が次回の選挙で果たす役割や候補者の実力が問われることには間違いありません。

東京都議選が近づくにつれ、各政党の戦略や有権者の意識がどのように変化していくのか、引き続き注目していきたいと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
紀尾井町戦略研究所株式会社
住所
東京都港区赤坂4-1-32赤坂ビル2F
電話番号

トピックス(国内(政治・国会・社会・行政))

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。