金沢に誕生！現代アーティストさわひらきの独創的なスタジオがオープン

金沢にオープンしたアート×建築のスタジオ

金沢市の里見町に、現代アーティストさわひらきが中心となり開業したアートと建築のクリエイティブ拠点「fishmarket」。ここは、アーティストが自由に表現し、思考を深めるためのスタジオです。さわひらきは、ここでの活動を通じて、アートという枠を超えた多様性を享受できる空間を作り出しました。

自由な発想が生まれる場所

「fishmarket」は、ただのスタジオではなく、創作過程そのものを楽しめる場所であることを目指しています。アートの制作活動のみならず、料理をしたり、人と語らったり、時にはリラックスしたりすることも許されるこの空間では、まるで日常生活そのものが一つの作品であるかのように、人々が自分の人生をつくることができるのです。

さわひらきは、自らのスタジオについて「単なる作品を作るための場所ではない」と語り、それを通じて人々のクリエイティビティを引き出したいと考えています。彼は、日常の中での喜びや感情、体験が、そしてそれが集まる場所が、創作の源泉となると信じています。

アートと建築の融合

このスタジオの特徴は、アートと建築が融合したデザインです。さわと友人であり建築家でもあるAB Rogersが共同で手掛けたこのプロジェクトは、独特の空間を生み出しました。特に、作品としての空間に関する大小の制約を越えるデザインが魅力的で、訪れる人全てがその中で何らかのインスピレーションを感じられることでしょう。

設備と空間

スタジオ内には長机やキッチン、バスシャワー、そしてユニークなpivotting wall（回転壁）を備えており、多様な活動が可能です。ここでは、アート制作だけでなく、料理やリラックス、仲間との交流など、さまざまな活動が享受されます。

また、窓から金沢の街並みと美しい山々を眺めることができる特別な設計が施されています。金沢の自然を感じながら創作を行うことができるこの空間は、まさに感性を刺激する場所といえるでしょう。

参加者を募集中

「fishmarket」では、アートの制作過程を共有し、共に成長できるメンバーを募集しています。スタジオで過ごすことで、参加者それぞれが独自の作品を生み出し、新たなコミュニティを築けることを期待しているとのことです。興味がある方は、公式ウェブサイトから詳細を確認し、参加を申し込むことができます。

アーティストの紹介

さわひらきは、1977年に石川県で生まれ、ロンドン大学スレード校で彫刻を学びました。国内外で数多くの美術館に作品が収蔵されており、彼の映像やインスタレーションは感覚や記憶といった抽象的なテーマを扱っています。彼の作品は、見る者に深い感動を与え、その世界観を新たに提示しています。

AB Rogersは、空間の自由度を引き出す独特なデザインスタイルで知られ、数々の賞を受賞しています。彼の建築的な手法は、日常の中にアートを落とし込み、より親しみやすく、美しい空間を創造することを理念としています。