InnoJin株式会社が次世代の視覚ケアソリューションを発表
大学発のベンチャーとして知られるInnoJin株式会社が、2025年7月11日(金)から12日(土)にかけて開催される「第58回日本眼炎症学会(フォーサム2025)」に出展することが発表されました。今回の展示では、治療効果を狙った次世代の視覚ケア技術が紹介され、特に注目を集める内容となっています。
展示内容のご紹介
1. VRを使用した小児弱視訓練用プログラム
特に目を引くのが、VR空間を利用した小児向けの弱視訓練プログラムです。現在、日本国内では未承認ですが、ゲーム感覚で楽しむことを目的としたこのプログラムは、子どもたちが自然に夢中になれるよう設計されています。この仕組みにより、保護者の負担を軽減しつつ、持続的なトレーニングが治療に良い影響を与えることが期待されています。
主な特徴として、眼と手の協応運動を取り入れた立体視訓練が可能で、使用時間の記録機能により、個別に最適化された治療計画を立てることができます。また、トレーニング内容や成果を可視化することにより、医療現場でのさらなる活用が見込まれています。
2. スマホアプリ型ドライアイ診断補助ツール「ドライアイチェッカー」
もう一つの目玉は、スマートフォン用のアプリである「ドライアイチェッカー」です。このアプリは、最大開瞼時間を測定し、簡単な問診票に基づいてドライアイを診断の補助を行います。眼科診療におけるドライアイの早期診断に寄与し、「モニタリング」や「医師・患者双方の負担軽減」を意図したツールとして開発が進められています。
アプリはまだ開発中のプロトタイプですが、スマホのカメラを使用してまばたきの検出を行い、自覚症状を記録するための質問票も提供されています。得られたデータに基づいたアルゴリズムは、より正確な診断をサポートすることを目指しています。
InnoJinが目指す未来
InnoJinは、医療機関や患者にとって便利で実用的な医療ソリューションを提供することを目指しています。今後は医療現場との連携を深め、科学的根拠に基づく開発を進めることで、信頼性の高い診断と訓練支援ツールの実現に注力していく方針です。
フォーサム2025での展示に関心のある方は、ぜひInnoJinのブースで次世代の眼科訓練プログラムや診断技術を体験してみてください。
イベント詳細
- - 会期: 2025年7月11日 (金) - 12日 (土)
- - 会場: パシフィコ横浜会議センター (神奈川県横浜市)
- - 詳細: 学会公式サイト
会社概要
InnoJin株式会社は、2020年12月1日に設立され、東京都文京区に本社を構えています。医療およびヘルスケアに関連するITを活用し、さまざまなサービスを提供しています。
お問い合わせは、
[email protected]までどうぞ。