大紀アルミニウム、バーレーンALBA社との合弁契約締結を発表
株式会社大紀アルミニウム工業所は、バーレーン王国に本社を持つAluminium Bahrain B.S.C.(以下「ALBA社」)との間で、合弁会社設立に関する合弁契約を2025年1月30日に締結しました。この合弁は、長年の経験と技術力を活かした「アルミニウムドロス処理事業」の実現を目的としています。
合弁会社設立の背景と目的
大紀アルミニウムとALBA社の提携は、双方が持つアルミニウム精錬における専門知識と技術を活かし、バーレーンにおける持続可能なアルミニウムの生産とリサイクルに寄与するものです。本提携は、2024年8月に交わした基本合意(MOU)をもとに進められたもので、両社はバーレーンの環境目標達成にも貢献できると考えています。
当社は1922年から続くアルミニウムのリサイクル事業において、確かな技術力と実績を保持しており、これをバーレーンの持続可能な発展に役立てることを目指します。合弁契約締結によって、両社の製品やサービスがサステナビリティの実現に貢献し、持続可能なアルミニウム業界の発展を促進していくでしょう。
合弁会社の詳細
新しい合弁会社の名称は「ALBA DAIKI SUSTAINABLE SOLUTIONS」とされ、バーレーン王国アスカル市のALBA社精錬所構内に本社を置きます。事業内容は、主にバーレーン国内におけるアルミニウムドロス処理となります。設立時の資本金は10,000BHD(約413万円)で、出資比率はALBA社が70%、大紀アルミニウムが30%となっています。
合弁会社概要
- - 商号: ALBA DAIKI SUSTAINABLE SOLUTIONS
- - 本店所在地: バーレーン王国アスカル市
- - 事業内容: アルミニウムドロス処理
- - 資本金: 10,000BHD
- - 決算期: 12月
- - 出資比率: ALBA社70%、大紀アルミニウム30%
ALBA社について
合弁相手のALBA社は、1971年に設立されたバーレーン王国の大手アルミニウム精錬会社です。資本金は約587億円で、事業内容としてはアルミニウム精錬を専門としています。ウェブサイト:
ALBA社公式サイト
今後のスケジュールと展望
合弁会社の設立日は2025年3月31日を予定しており、事業開始は2026年9月を見込んでおります。この新たな取り組みは、中長期的に見て当社の業績向上に寄与するものと考えています。業績に影響がある場合は、迅速に関する情報を開示する予定です。
この合弁契約締結は、国際的なパートナーシップとしての価値を高め、持続可能なアルミニウム業界の発展に向けた大きな一歩となることが期待されます。