『大宮曼荼羅』開催
2023-11-08 11:11:03

さいたま国際芸術祭で和紙障子プロジェクションマッピング展『大宮曼荼羅』が開催!

さいたま国際芸術祭『大宮曼荼羅』が魅せる新たなアート体験



2023年11月23日から26日の期間、さいたま市で開催される「さいたま国際芸術祭」にて、両面投影が可能な和紙障子を利用した新感覚のプロジェクションマッピング展『大宮曼荼羅』が行われます。この展覧会は、さいたま市に存在する120の地名と伝説を映像化し、皆様に届けるものです。

展覧会の内容と見どころ



本展では、和紙製の障子に映し出される映像が特徴的です。表面にはさいたま市内の120の地名や伝説がイラスト映像として表現され、ひとつひとつの障子の枠ごとに異なる映像が投影されるのです。裏面では、現在のさいたま市の風景をコラージュした映像が映し出され、過去と現在という異なる時間軸が同時に存在する空間が生まれます。これを通じて、特徴が薄いとされるさいたま市のアイデンティティを新たに考察する価値ある機会が提供されます。

技術的な背景とアーティストの探求



使用される障子は、厚口の鳥の子和紙を二重に重ね、その間に黒い越中染紙を挟んでいます。この設計により、光をうまくコントロールし、両面から映像を展開することが可能となっています。一般的なプロジェクションマッピングは片面のみ使用することが多い中、このような両面投影の試みは非常に珍しく、特に注目を集めています。

また、表現される地名や伝説の映像は、埼玉県地名誌や日本歴史地名大系から抽出した120の情報を基に、画像生成AIを活用して3000点以上の画像を制作。その中から厳選した120枚が実際の地名に基づいて配置されているため、失われた古い風景を新たに体験できるのです。

地元作家の想い



展覧会のタイトル「大宮曼荼羅」は、地域を象徴する映像作品であることを示唆しつつ、多彩な要素が共存する過程での創造を表しています。アーティスト坂根大悟は、この作品を通じて「陰陽太極図的メディア空間」という概念を探求し、相反するものが共存することの意義を映像に落とし込んでいます。彼は、過去と現在を併せ持つことで、観賞者に新たな視点を提供したいと考えているのです。

開催概要



  • - 名称: 和紙障子プロジェクションマッピング「大宮曼荼羅」
  • - テーマ: 過去と現在という相反の共存空間にみるさいたま市
  • - 会期: 2023年11月23日(木)〜11月26日(日)
  • - 入場料: 300円
  • - 会場: 盆栽四季の家(〒331-0804埼玉県さいたま市北区盆栽町267-1)
  • - アクセス: 東武野田線大宮公園駅より徒歩15分、JR宇都宮線土呂駅より徒歩15分
  • - 公式サイト: saintart

このプロジェクションマッピング展は、地域の魅力を再発見し、観賞者が土地の文化や歴史に触れる絶好の機会です。是非、足を運んでみてはいかがでしょうか?

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