ナウキャストとSnowflakeが構築したNFRCの新データ基盤「DataHub」の全貌
ナウキャストとSnowflakeが手がける「DataHub」構築
2024年10月、Finatextグループのナウキャストが、AIデータクラウド「Snowflake」を導入し、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティング(以下、NFRC)の新たなデータ基盤「DataHub」を構築したことが発表されました。このプロジェクトは、金融分野におけるデータ統合の難しさを解決し、生成AIを活用した高度なデータ分析を実現するための重要なステップとなります。
NFRCの課題と新データ基盤の必要性
NFRCは、幅広い資産運用サービスを提供しており、日々多くのデータを蓄積しています。これには、ファンド関連の情報やリターン、資産運用会社のリサーチなどが含まれます。しかし、各部署で異なるデータ管理手法が用いられており、社内外のデータソースを統合して分析することが難しい状況でした。これを解消するために、NFRCは新しいデータ基盤を必要としていました。
「DataHub」の機能とは
「DataHub」は、下記のような主な機能を提供します。
1. データの統合と管理
Snowflakeをベースにしたクラウドデータプラットフォームにより、異なるソースから集まるデータを名寄せし、統合・管理を行います。これにより、リアルタイムでデータにアクセス可能になります。
2. 生成AIによるデータ分析
生成AIを使ってレポート作成を自動化し、迅速にインサイトを抽出します。これによって、データ分析の時間を大幅に削減し、迅速な意思決定を促進します。
Snowflakeがもたらす効率性
ナウキャストは、すでにSnowflakeを使用してデータウェアハウスを運用しており、多様なデータソースの統合と分析における高い専門性を誇ります。この新たなデータ基盤では、既存のAWS環境と連携し、既存のデータベースから新たなデータベースへの統合を進めます。さらに、「Streamlit in Snowflake」を利用したデータ可視化ツールを導入し、ユーザーが直感的にデータを操作しやすい環境を提供しています。
今後の展望
ナウキャストとNFRCは、今後も「DataHub」の機能拡充に努め続けます。また、進化を続ける生成AIを活用し、中長期的にデータの共通化及び新たな業務システムとの連携を目指す設計を行いました。Snowflakeはその実現を支えるために、AIデータクラウドを提供し続けます。
このように、ナウキャストとSnowflakeの協力によって、NFRCはデータの運用管理において新しい地平を開くこととなります。これにより、金融業界でのデータ分析の効率化と高度な業務支援が期待されます。
会社情報
- 会社名
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Snowflake合同会社
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア39階
- 電話番号
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