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株式会社Ubicomホールディングスの子会社であるエーアイエスが、メディカルインフォマティクスとの間で、電子カルテ連携システムのOEM供給に関する基本契約を締結しました。この契約に基づき、エーアイエスが提供するAIを活用した「Mighty QUBE® Hybrid」が、メディカルインフォマティクスが展開している在宅医療専用のクラウド型電子カルテ「homis」と連携することになりました。このシステムは、2024年10月23日から本格運用が開始される予定です。

今回の契約は、エーアイエスが開発した「Mighty QUBE Hybrid」が高く評価された結果、実現しました。「Mighty QUBE Hybrid」は、医師による処方や注射薬剤、検体検査などのオーダー情報を30年以上にわたって蓄積された医療データベースを基にして、AIによる候補病名の導出を行うことが可能です。また、診察時の薬剤の誤投与や病名漏れをリアルタイムで予防することで、医療の安全性を高めるだけでなく、医師や医療スタッフの働き方改革にも寄与します。このように、同システムは医療機関の経費削減や、スタッフの労力軽減にも貢献することが期待されています。

特に、メディカルインフォマティクスが提供する「homis」は、在宅医療専門クリニックを対象としており、患者のケアに必要な情報を効率的に管理することを可能にします。日医標準レセプトソフト（ORCA）との連携機能によって、データの一元管理も実現しており、多職種とのリアルタイムな情報共有が可能となっています。このように、医療チーム全体で患者に迅速に対応できる体制が整えられています。

メディカルインフォマティクスは、在宅医療業界に特化したクリニック支援事業を展開しており、2002年の設立以来、医療機関向けのクラウド型電子カルテの開発と販売、さらにはコンサルティングサービスも提供しています。これにより、国内の在宅医療クリニックの開業や経営に対する総合的な支援を行っています。

Ubicomホールディングスおよびエーアイエスは、医療・金融、公共、自動車など様々な戦略市場のDX化を進めており、特に医療分野においては、AIを活用した経営支援ITソリューションを提供するパイオニアとしての役割を果たしています。「Mighty Checker® EX」や「Mighty QUBE® Hybrid」といったシステムを通じて、医師の働き方改革法案の推進にも貢献してきました。

今後は、「homis」の既存ユーザーや新規ユーザーへのフルバンドル提供を行い、診療所領域における「Mighty QUBE® Hybrid」の拡販を図るとのことです。新たなプラットフォームの提供が進む中、医療現場におけるPCサポートやシステム統合のさらなる進展が期待されています。また、エーアイエスは、30年以上にわたって培った医療データベースや顧客基盤を活用し、より高度な医療ITサービスを提供していく方針です。「人」と「技術」を融合させた革新的な解決策が、今後の医療業界に与える影響についての期待が高まります。

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