プルーフポイント、新たな統合データセキュリティソリューションを発表し未来を見据える
プルーフポイントが新たな統合データセキュリティソリューションを発表
2025年4月22日にカリフォルニア州サニーベールで発表されたこの新たな統合データセキュリティソリューションは、現代の組織が抱えるデータセキュリティに関する複雑な課題に対応することを目的としています。プルーフポイントは、データの位置特定、適切な分類、アクセス権の管理、そしてユーザーとのインタラクションの監視を簡素化する手法を開発しました。
現代のデータセキュリティリスク
今日、企業はクラウドアプリ、チャットツール、AIサービスなど、さまざまな環境においてデータが拡散する中で、セキュリティリスクが一層増大しています。特に、データセキュリティリスクはセキュリティチームの可視範囲を超え、企業が自社の機密データの位置を把握できないという状況が多く見られます。プルーフポイントの「2024 Data Loss Landscape Report」によると、データ漏洩を経験した企業はなんと85%に上り、25%の企業が自社の機密データの所在を確認できていないと回答しています。これは深刻な事態です。
新たな統合型データセキュリティアプローチ
プルーフポイントは、データ損失防止(DLP)、データセキュリティポスチャマネジメント(DSPM)、内部脅威管理などを統合した新たなプラットフォーム「Proofpoint Nexus」を発表しました。このプラットフォームは、AIモデルや行動分析を統合し、ユーザーの振る舞いを理解する力を持ち、全てのデータチャネルにおいて効果的なセキュリティを提供します。これにより、組織は機密データを特定し、適切な管理を施し、データ漏洩のリスクを低減することが可能となります。
プルーフポイントのデータセキュリティグループエグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのマヤンク・チョウダリーは、「データセキュリティは本質的には人に関わる問題であり、時代の変化と共に複雑化しています」と述べており、この統合プラットフォームによって組織がより効果的にセキュリティに取り組めるようになることを期待しています。
AIエージェントによる自動化
現代のデータセキュリティの問題に効果的に対処するためには、AIエージェントを活用した自動化が不可欠です。プルーフポイントは、データを自動的に分類し、どのようにデータを保護すべきかを学ぶ能力を持つAIエージェントを導入しました。このアプローチは、リソースの制約がある企業でも効率的にデータセキュリティを強化できる可能性を秘めています。新しい機能には、リアルタイムで機密データを特定するためのAI分類システムや、過剰なデータ権限を削減し、ワンクリックで修復できる機能などが含まれており、従来の手法を超える高い効率性を実現しています。
パートナーシップと今後の展望
業界をリードする企業とも連携し、データリスクを軽減しエンドユーザーのコンプライアンスを強化する取り組みも行っています。データクラウド企業のSnowflakeと提携し、大規模なデータセキュリティ態勢を強化しています。SnowflakeのML担当シニアディレクター、サンディープ・チャンダナは、「プルーフポイントのプラットフォームは、私たちのデータセキュリティ管理をより深く理解するための可視性を提供してくれています」と評価しています。
新しい統合型データセキュリティソリューションは、2025年8月末までに全世界で利用可能になる予定です。サイバーセキュリティに関心のある方は、ぜひプルーフポイントのブース#6345で直接体験してみてください。これからのデータセキュリティの進化にご期待ください!
会社情報
- 会社名
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日本プルーフポイント株式会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内1丁目8−3 丸の内トラストタワー 本館 5階
- 電話番号
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03-6897-8766