大阪万博の外国人動向
2025-06-10 15:52:51

訪日外国人観光客による大阪・関西万博の動向を探る

大阪・関西万博:訪日外国人の動向分析



2025年の大阪・関西万博では、多くの外国人観光客が訪れることが予想されます。その中で、株式会社ナビタイムジャパンが提供するナビゲーションアプリ『Japan Travel by NAVITIME』を通じて、訪日外国人旅行者の滞在・来訪状況に関する重要なデータが集まっています。本記事では、その分析結果を詳しく紹介します。

分析概要



ナビタイムジャパンのデータ分析チームは、2025年4月13日から5月12日の30日間における訪日外国人旅行者の行動を追跡し、さまざまな観点からのデータを収集しました。このデータは、インバウンドGPSデータを用いており、旅行者の移動や滞在時間についての貴重な洞察を提供しています。

時間帯別の滞在状況



特に注目されるのは、開場時間帯の滞在者数です。開場直後の9時から、22時までの時間帯には安定した観光客の数が見受けられますが、夕方には夜間券を利用する観光客も増えているようです。具体的には、11時から14時の間と、17時台において滞在者数が大きく増加しています。これは、一日の中で観光に最適な時間帯に、旅行者が集中していることを示しています。

地域別の来訪者傾向



世界各国からの旅行者の傾向にも注目が集まります。アジア、アメリカ、ヨーロッパの旅行者は、それぞれ異なる時間帯に訪れており、特にアメリカからの旅行者は12時から16時の間に集中しています。アジア圏の旅行者は比較的均一に散らばっており、午後にはピークが見られます。

パビリオン別の来訪者データ



大阪・関西万博の会場内では、タイ、アメリカ、フランスからの旅行者がそれぞれ自国のパビリオンに多く訪れていることが確認されています。例えば、タイからの訪問者は特に自国のタイパビリオンに多く立ち寄っており、次いで「よしもと waraii myraii館」や「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」などが人気です。同様に、アメリカからの旅行者も幅広く施設を巡っており、特にUAEパビリオンに対する訪問が多いことが見受けられます。

移動手段の分析



来場者が会場へ向かう際の移動手段として、約80%が鉄道を利用していることが分かりました。特に、帰りの際には鉄道利用者の割合が高く、これは東ゲートが鉄道のアクセス点になるためと推察されます。さらに、万博開幕前後の全国駅利用者数の増加状況も興味深い結果を示しており、夢洲駅が42.80倍の利用者数の伸びを示しています。これは桜の見頃が重なる時期に訪れる観光客に匹敵する数字です。

地域別周遊状況



訪日外国人旅行者が、大阪・関西万博を訪れた後にどのような地域を周遊しているのかも分析されており、アジアからの旅行者は特に関西圏を重点的に訪れ、大阪市と京都市を繋ぐ観光ルートが人気です。対照的に、アメリカやヨーロッパの旅行者はゴールデンルートを辿り、東京から京都、大阪を巡る旅を楽しんでいる様子が伺えます。

結論



ナビタイムジャパンは、訪日外国人旅行者の動態を把握し、日本全国の魅力を発信、地域活性化に貢献したいと考えています。今後の万博開催に向けて、これらのデータや分析がいかに役立つかが期待されます。訪日外国人にとって、最高の経験を提供できるよう、さらなるサービスの向上を目指します。

なお、ナビタイムジャパンは移動データ事業を通じて、各界と連携して観光振興に努めています。私たちのもとには、公開されたデータや統計が信頼性を持っていることが確認できます。


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会社情報

会社名
株式会社ナビタイムジャパン
住所
東京都港区南青山3-8-38
電話番号

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