旺文社、子供向けオンライン英会話業界に新たな風を吹き込む
旺文社は、国内出版業界で初となるコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)の第一号案件として、オンライン英会話スクール「ハグカム」に出資し、業務提携を発表しました。この提携により、旺文社は英語教育分野での取り組みをさらに加速させる意向を示しています。
英語教育の重要性
社会が急速にグローバル化する中、英語を使ったコミュニケーション能力の育成がますます重要視されています。大学入試では英語の4技能化が進められ、小学校でも英語が必修化されています。旺文社はこれまでも英語に関する書籍の刊行を行ってきましたが、スピーキングやライティングの技術革新を考慮に入れたEdTechに注目してきました。
提携の意義
ハグカムは、3歳から12歳までの子供を対象としたオンライン英会話のプラットフォーム「GLOBAL CROWN」を展開しています。このプラットフォームでは、日英対応可能なバイリンガル講師とともに、マンツーマンでレッスンを受けることができ、英会話を楽しみながら学べます。現在、スピーキングに特化したレッスンを提供していますが、2018年12月からはライティングも含めた4技能全てに対応したサービスを開始する予定です。
さらに、ハグカムは独自のビジョンを持ち、「子どもの「できた!」を育む。」という理念のもと、英会話以外の分野でも充実したレッスンを展開しようとしています。 旺文社とハグカムの提携によって、お互いの強みを活かし、英語学習に関連するビジネスのさらなる強化を目指していきます。
未来の展望
旺文社は、持っている英語教育に関する豊富なノウハウやコンテンツをハグカムのサービス向上に活かしていく方針です。また、他の教科や資格試験対策の領域でも展開を検討しています。出版流通チャネルを生かした「書籍+GLOBAL CROWN」の新企画も考案中で、教育ビジネスの新たな合流点となることが期待されています。
会社概要
所在地:東京都渋谷区本町1-20-2 パルムハウス初台205
設立:2015年9月9日
事業内容:子供向けオンラインスクール事業
資本金:84,650,000円
代表者:道村弥生
公式サイト
所在地:東京都新宿区横寺町55
設立:1931年10月1日
事業内容:教育・情報をメインとした総合出版
資本金:3億円
代表者:生駒大壱
公式サイト
所在地:東京都千代田区麹町一丁目7番2号
設立:2018年4月11日
事業内容:スタートアップ企業への出資
資本金:5,000万円
代表者:本多輝行
公式サイト
この新たな提携が子供たちの英語学習にどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目が集まります。