データ活用の新会社
2024-10-01 21:27:30

データ活用の新会社「ジャイナミクス」が小売業を変革する

東芝テックが新たに設立する「ジャイナミクス株式会社」



2024年10月1日、東芝テック株式会社が新たに設立したのが「ジャイナミクス株式会社」です。この新会社は、データを活用して小売業界が直面している様々な課題を解決することを目指しています。特に近年、小売業ではデジタルトランスフォーメーション(DX)が進行中であり、人手不足の解消や廃棄ロスの削減、収益改善の必要性が強まっています。これに対応するためには、POSデータだけでなく、物流や生産などの多様なデータの収集と分析が不可欠です。しかし、こうした作業は時間とコストがかかり、多くのIT技術者の支援が求められます。ジャイナミクスでは、これらのデータを統合し、利活用できる基盤を構築していきます。

データドリブンな意思決定の支援



新たに導入される生成AI技術によって、データの欠損や不足を補い、より質の高いデータの収集が可能になります。この結果、店舗は経験に依存することなく、データに基づいた意思決定を行うことができるようになります。また、プロモーションの最適化や顧客のマーケティング活動も支援し、小売業だけでなく、他の業種にも展開していく計画です。

代表取締役社長のメッセージ



ジャイナミクスの代表取締役社長である古山浩之氏は、「データ活用の鍵はサービスサイエンス」と語ります。これまでの小売業では、データに欠損が多く、利活用の基盤を整えるために膨大なコストや時間がかかっていました。しかし、ジャイナミクスは東芝テックとの連携を通じて、生成AIなどの高度な技術を活用し、リアルリテールでの作業の効率化を図ります。

ジャイナミクスの概要



  • - 社名 :ジャイナミクス株式会社
  • - 所在地 :東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟 21F
  • - 設立 :2024年10月1日
  • - 代表者 :古山浩之
  • - 出資 :東芝テック株式会社100%
  • - URLジャイナミクス公式サイト

事業内容



ジャイナミクスの事業内容には、AIソリューションやサービスの企画・実行支援、POSデータの利活用による購買行動の把握、店舗課題の識別、商品企画の支援などが含まれます。また、データサイエンティストによるデータ分析の支援や、データを戦略的に活用するためのシステムの企画・実行支援も行います。さらに、既存ITシステムの保守や運用、監視サービスも提供しています。

社名の由来



「ジャイナミクス」という名称は、環流を意味する「Gyre」とAIを組み合わせ、さらにダイナミクスを加えた造語です。この名前には、リテール業界の膨大なデータを最新技術を駆使して活用し、社会に良い潮流を創出していくという意志が込められています。

まとめ



ジャイナミクス社の設立は、データ活用の新たなステージを切り開くものです。小売業界の未来に向けて、より良いサービスを提供するための革新が期待されています。


画像1

会社情報

会社名
東芝テック株式会社
住所
東京都品川区大崎1-11-1ゲートシティ大崎ウエストタワー9階
電話番号
03-6830-9100

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。