SSH コミュニケーションズ・セキュリティ社、新たな一歩
フィンランド・ヘルシンキに本社を置くSSHコミュニケーションズ・セキュリティ社が、アジア市場での展開を強化するために東京に新たなオフィスを設置しました。この新しい拠点は、渋谷区千駄ヶ谷に位置し、同社はこれを機に日本市場でのビジネスを拡大する方針です。
会社の歴史と成長
SSH コミュニケーションズ・セキュリティ社は、創業者のタトゥ・ウロネン氏がSecure Shellプロトコルを発明したことをきっかけに設立されました。以来、同社は20年以上にわたり、データ転送のセキュリティにおいて世界的な標準を打ち立ててきました。現在、3,000社以上の顧客に対して暗号化関連のソリューションを提供しており、企業や政府機関にとって重要なパートナーとなっています。
日本市場の重要性
日本はグローバルなITセキュリティ市場において、戦略的重要性を持つ国であると同社は認識しています。新しい東京オフィスの設立は、既存のパートナーや代理店との関係を強化し、日本国内の顧客に対するサービスを充実させることを目指しています。
CEOのHarri Koponen氏は、「ネットワークアクセスに対する脅威は世界的な問題です。現地のニーズに応じた対応を行うためには、ローカルなチームが不可欠です」と述べ、日本市場において特化した暗号化通信のソリューションを展開する意義を強調しました。
新取締役社長の見解
新たに東京支社の社長に就任した石井元(いしいはじめ)氏は、企業の複雑なネットワーク環境におけるセキュリティのニーズに応じたSSHのプラットフォームベースのサービスを提供できることに喜びを表しています。「私たちのソリューションは、セキュリティ、コンプライアンス、業務効率の全てに対応する唯一のものです」と彼は話し、包括的なサポートの提供に期待を寄せています。
最新のセキュリティソリューション
SSH コミュニケーションズ・セキュリティ社の最新のソリューションには、SSH通信の鍵管理を自動化する「Universal SSH Key Manager」や、暗号化されたネットワークトラフィックの可視性を提供する「CryptoAuditor™」があります。これにより、企業は運用上の問題を解決しつつ、時間や費用の削減が可能になります。
特に「Universal SSH Key Manager」は、ネットワーク環境におけるSecure Shell鍵を検出し、管理、監視、レポートを行うことができる全自動のソリューションです。一方、「CryptoAuditor™」は、暗号化通信の記録と管理機能を提供し、セキュリティ脅威から企業ネットワークを守る役割を果たします。
SSHコミュニケーションズ・セキュリティ社とは
この会社は、フィンランドに本社を置き、世界各地に拠点を展開する企業で、NASDAQ OMXヘルシンキに上場(株式番号:SSH1V)しています。彼らの20年の歴史は、暗号化されたネットワークの提供、監視、管理において業界をリードしてきました。日本市場においても、今後の取り組みに注目が集まります。
詳しい情報は、
公式ホームページをご覧ください。